2020年、ありがとうございました。

昨日が日本晴の仕事納めでした。
野菜をお届けし続けた1年、最後までバタバタしたけど今年も何とか無事終えてほっと一息です。

お付き合い頂いた皆さま、ありがとうございました!!


2020年はどんな1年だったか、あいまいな記憶やけど振り返ってみます。

大きくは災害が少なくて助かりました。

台風は1度も上陸することなく、被害が起きるような豪雨もありませんでした。
ただ梅雨の6月7月が雨ばかり、そして8月は全く雨が降らなかったので、
夏野菜の育成が悪くて厳しかったです。


トラクターを購入しました。

浜松で中古トラクターを扱っているお店で購入したんですが、状態も良くて今のところ快調です。

今まで歩行式の耕運機ですべての田畑を耕していましたが、
今思うと専業農家でそれはマジで奇跡すぎでした笑。
トラクターを導入したことで作業効率がめっちゃ良くなり、疲労もかなり軽減されました。

もっか機械を保管する大き目の倉庫が必要です。

試乗中の一コマ。お店に人に運転教えてもらいました。

昨年から買い始めた鶏が、昨年冬からみんな卵を産み始めました!
鶏の存在はとてもありがたくて、卵は今も沢山産んでくれています。

その子たちが抱卵し始めたので、せっかくやからと卵を3個を抱いてもらってたら、
なんと3羽とも無事に孵りました!!

でも残念ながら、大人鶏に踏まれてやと思うけど1羽は死んでしまって、
他の2羽は無事に大きくなりました。
雄は烏骨鶏、雌はアローカナの子供。

その内の1羽は鶏冠がでてきたので雄やなぁと断定し、「レモン太」と名付けしてたけど、
ある日、突然卵を産んでる姿を発見して、急遽「レモン」という名前に変更…笑。

(我が家では農園主の名前に「太」がつくので、雄の名前には「太」の縛りがあります笑。
といっても農園主と雄鶏のケイ太しかおらんけど。。。)

左からレモン、ミカンです。

それから、念願となる古民家の民宿計画が始まりそうです!

これは「古民家民宿への道」、「古民家民宿への道その2」でもお知らせしてる通り、
ちょっとずつ進行してるけど時間がまだまだかかりそうです。

さぁ、どうなるか。かなりワクワクします!
何かの際はぜひぜひご協力よろしくお願いしたいです!!!


そして、肝心の野菜のこと。

前半はかなり厳しい感じでした。
暖冬でどんどん野菜が育ってしまって計画通りにいかなかったのと、春作に失敗が続いたのが重なって、
冬~春にかけて出荷野菜に悩む時期が長くありました。

そして、長梅雨と雨なしの6月~8月があり、思ったように育たない夏野菜もでました。
そうすると1年の多くが思うようにいかなかったな。

それでも秋作は台風がなかったのも幸いし、調子のいい野菜が沢山取れました!!
葉物は野菜の中でも難しい部類に入ると個人的に思っていますが、その葉物たちが自然栽培で元気に育ってくれるのはなんとも言えない喜びがあります。

チンゲンサイ

この辺りは昔からナバナを連作し続けているせいで、
借りた畑は必ず「根こぶ病」という葉物のアブラナ科特有の病気にかかります。

ねこぶ病は、何年耕作放棄地になっていたとしても、そこでアブラナ科を栽培すると、必ずその根っこに寄生して植物の成長を滞らせ、しかも菌自体が根っこで大増殖して次作以降も残留してしまうという、かなりやっかいな性質を持っています。

この病気に対してこれまでかなり試行錯誤してきたけど、やっと対策に光が見えてきました。


1年通して自然栽培で野菜を思うように育てるのは、まだまだ難しいです。
でも成否にかかわらず、必ずそれは経験となって次作以降に役立ってきます。

だからまた来年はもっといい野菜を作るぞぉっ、とめちゃ気合が入ります。



野菜や田舎暮らしを通して自然と向き合い続けることは、休みなく試行錯誤の連続で、
苦しいことも沢山あるし、正直、逃げ出したいような気持ちになることもあります。

でもだからこそ家族の絆は深くなるし、経験から知恵もつくし、
なんとも言えない喜びや達成感をもらうこともあります。

農家になって5年経ちましたが、まだまだ自然から深く学びたいし、
知恵や技術を試したい、活かしたいという気持ちもますます強くなってきました。

また来年もどうぞ宜しくお願い致します。

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