古民家民宿への道! その2

今年の夏頃のこと、古民家の持ち主さんが南伊豆にやってきてくれました!!
古民家で待ち合わせ、ということだったので、こちらは家族全員で伺いました。

内心、どんな方が来られるかドキドキしていました。

話を聞くと、先方もどんな人が来るのか不安に思っていたそうです笑。

確かにこんな田舎に移住してきて、自然栽培の専業農家をやっている、
今ではそれもあり得る話なんですけど、
一昔前に自然を愛してこの地に移住してくるのはヒッピーの様な方が多かったそうやから、
そんなイメージを持っていたのだそうです。


それで自己紹介とか色々お話をする中で、価格の話になりました。
持ち主さんから希望価格を伺いました。
正直、僕達農家には到底手が出せない価格でした。。。

めっちゃ残念っ!
諦めざるを得ない。

もちろん古民家自体も立派で、裏には畑もついているし、屋根(下屋以外)も張り替えていたりするので、
その価格自体が相場から外れている、という訳ではないと思います。

ただ、その価格だとやっぱり難しい。


だから正直に、もう諦めます、とその場で伝えました。

実は、この集落に移住してから「欠掛不動産」(笑)と称し、空き家を開拓し、移住希望者に空き家を紹介することをやってました。

単純に空き家を探すのが好きやったし、どんどん過疎化が進んでいくこの集落のために何かできないかと、思ってのことでした。(それで3組も移住してくれた!)

空き家を散策する中でこの古民家の存在を知って、その時すぐに一目ぼれ。

この集落には素敵な古民家もいっぱいあるけど、家自体のポテンシャルだけじゃなく、
日当たりやったり、周囲の開けた環境やったりの外部要因がめちゃくちゃ大事だと思っていて、
この古民家はその点で抜群でした。

ここで念願の民宿的なものを開いたときに、人が来ても周囲にはあんまり迷惑が掛かりにくいし、
泊りに来た人も快適に過ごせるんちゃうかな、そんなイメージがめっちゃ広がりました。


そう思ったのが移住してすぐのころやったから5年前ぐらい。
5年間、心の中でずーっと待っていました。

そして、幸運にも機会が巡ってきて、持ち主さんとお会いすることができ、
でも価格的にどうしても無理で、だから諦めますって、
でもこんな想いですと、これまでのことを素直に伝えました。

その無駄な長話を、持ち主さんもじっと聞いて下さっていました。


僕としては、5年間待っていた結果ダメやったから、めっちゃ残念な結果でした。
けど同時に、無理やということが決定したら今までの心のモヤモヤが晴れて、
それなら次の展開はどうしよう、と気持ちが前向きになってました。

それでお別れしてからしばらく経った頃、持ち主さんから電話がかかってきました。

それが衝撃的な展開に!!!

続く・・・

小屋には蔦が広がってます・・・

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