えん麦の種採り

昨日はえん麦の種採りをしました。えん麦の種採りは始めてです。

種が登熟してきただろうタイミングで、コンバインで刈り取りました。

ばらまきで播種したので除草はできへんし、除草剤ももちろん使わないので、種の刈り取り時は下草がかなり生えてきてました。やけど一回コンバインが絡まったぐらいで、無事に採種完了!

えん麦ってこんな種。オートミールになります。ですが、うちはオートミール用じゃなくて緑肥として使ってます。

借りてる畑の多くが、もともと地元の人がアブラナ科野菜を超連作していた畑なんですが、そのおかげで根こぶ病という病気が発生します。

根こぶ病ってほんとに厄介で、根こぶ病を起こす菌は土中で十年以上も生きるため、未だにアブラナ科の野菜(小松菜やキャベツや白菜など沢山)を作付すると根こぶ病にかかります。

病気にかかると野菜の根にコブができて生育が極端に悪くなり、全滅になることもあるんです。さらには、病気にかかると畑に菌が増殖するという超悪循環。

畑を借りた当初は耕作放棄地やったから、まさか根こぶ病が潜んでるなんて想像できず、思いっきりアブラナ科の野菜を作付けしたらほぼ根こぶ病で全滅したという苦い想い出が。。。

それで畑の過去を紐解いていくと、もともと畑を使ってた人が根こぶ病で苦労してたという話がでてきました。。。

はっきり言っときます!自然栽培したい場合はいい畑を選びましょう!

それをしなかったうちはめちゃくちゃ苦労してます笑。でも、どこがいい畑かなんて、知識も土地勘もない就農時は分からん。そういう場合は周りの方によく聞いて、できるだけ情報を集めるのがいいです。

それで、えん麦の話やけど、えん麦は根こぶ病の菌を減らしてくれるという効果があります。なのでうちはせっせとえん麦を撒いてるんですが、そのための種採りでした。

実際、えん麦を播き始めてから根こぶ病がかなり減りました。でも菌は目に見えへんから、どこにどれだけ潜んでるかなんて分からんからね。まだまだ根こぶ病との付き合いは続くと思う。

でも長くかかっても、自然派のうちとしては、植物の力によって病気を克服したい。いつの日か、根こぶ病って最近全然なくなったなぁって、ふと思う日が来たら嬉しいな。

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