自然栽培の空芯菜

昨日は畑に行った途端、10m向こうに大雨が降ってるのが見えて、ビショビショになりかける寸前で車に避難。直後大雨になって危なかった。

助かったとはいえ、せっかくやろうと思っていた畑仕事が急に出来なくなって、意気消沈した二人。

よくあると言えばよくあることやけど、農家は自然に合わせて気持ちの切り替えを求められる場面が多い。

畑では、空芯菜が大好きな雨水を受けていきいき育ってきてます!

空芯菜は夏場に貴重な葉物

自然栽培の一つのポイントは葉の緑が濃くなくて、鮮やかな緑色なところ。

是非スーパーの野菜の色と比べてみて欲しいです。植物内の窒素分が多くなればなるほど、葉は黒い深緑色になってくるからね

肥料を多用に使うと土中に窒素が多くなり、硝酸態窒素として植物内に蓄積されます。

結果、葉の色は窒素分で濃くなり、過剰な栄養は肥満体質で脆弱になりやすく、虫が集まってくるから農薬が必要で、更に硝酸態窒素はがんの原因の一つで、健康にも悪影響があると言われてます。

海外では野菜における硝酸態窒素の含有量に規制があるほどやからね。日本にはないけど。

硝酸態窒素はさらに地下水汚染にも繋がってたりするので環境的にも危うい。詳しくはこちらも読んでみてください。

自然栽培農家は、肥料や農薬を使わないので、野菜に疑わしいものは一切なく、窒素が過剰になることもありません。

ただ、現在主流の肥料や農薬ありきの一般的な知識や技術では対応できないため、観察と経験を繰り返し、一つ一つ見直して改善していき、自分なりの栽培技術を高めるしかありません。

自然栽培の過程では、もちろん肥料は入れないし、苗土も畑の土や山の腐葉土だったりで、余分なものを買うことなく、畑に投入することなく、純粋な植物の力で育てることにこだわってます。

だから健康に野菜が育つと、土も健全になってきたんやなぁって嬉しくなります。

もともと持ってる土の力。

地球は何十億年も生きてきた中で、色んなものが淘汰され育まれ、完全に循環できるシステムができてます。人間が考えるよりも、もっと深いところに地球の命の仕組みはあるんやと思います。

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