もち麦、販売開始しました!

昨年秋に種まきし、5月20日に収穫したもち麦。

ラベルや袋の大きさなど考えに考え、ついに販売開始しました!

実はラベルを作るだけで何日もかかったんですが、この商品にかける自分たちの想いを、ラベルでどう表現したらいいんやろうと考えた末に決めた「腸活ノスゝメ」という一言がめちゃくちゃ気に入ってます。

もち麦で腸活?!

知らない方もいるかもしれませんが、もち麦ってめちゃくちゃ食物繊維が入ってるんです。なんと白米の約25倍!

現代の食生活って、あまりにも好きなものを選択できるし、美味しいものを分かってるしで、結果的に食物繊維を口にする量が激減してます。

それは、米や麦の外皮(糠やふすま)を除くことで主食から食物繊維が取れなくなったり、肉食や偏食だったりして食生活のバランスが崩れてしまったのもあると思います。

食物繊維の中でも、もち麦に豊富に含まれる水溶性食物繊維ってめちゃくちゃ大事で、水溶性食物繊維は胃や小腸では分解されないまま大腸まで届き、大腸にいる菌の餌になるんです。

特に大腸には菌がめちゃくちゃいて、1000種類、100兆個の菌が住んでると言われてます。

ビフィズス菌、乳酸菌、酪酸菌など大腸菌には色んな種類があって、その菌の割合(パターン)を腸内フローラと言うんですが、その中でも日本晴としては酪酸菌というのに注目してます。

酪酸菌は、水溶性食物繊維やフラクトオリゴ糖を餌に発酵分解して、酪酸というのを発生させます。酪酸は大腸のエネルギー源であり、また腸内を弱酸性にするので、善玉菌が住みやすい環境にしたり、ビタミンやミネラルの吸収性を上げたりといいことだらけ。

そして更に、制御系T細胞という炎症やアレルギーを抑える細胞が増えるので、免疫のバランスが整えられること!これが実は一番の注目!!!

理化学研究所の発表

つまり、食物繊維の多い食事を摂ることで腸内細菌の活動が高まり、その結果多量の酪酸が作られ、この酪酸が炎症抑制作用のある制御性T細胞を増やしていると考えられます。実際に大腸炎を起こす処置をしたマウスに酪酸を与えたところ、制御性T細胞が増え、大腸炎が抑制されました。

酪酸についてぜひ調べてみてください。素晴らしいかな酪酸の世界!

熱意がありすぎて長くなったんですがw、つまり、もち麦の水溶性食物繊維→酪酸増加→大腸活性化→善玉菌が増えたり、栄養の吸収性が上がったり、炎症やアレルギーが抑えられる

もういいことだらけなんです。こんな想いがあって、腸活ノススメ、という文字を入れました。

更には、もち麦は大麦なので畑の土にもめちゃくちゃいいんです。自然栽培は土の中の微生物を活性化することで、肥料も農薬も使わずに野菜を育てる栽培です。

そうすることで野菜本来の力を発揮し、栄養素が豊富に含まれた野菜が育つんですが、これって、さっきの大腸や酪酸菌の話と瓜二つです。

人間も土も、目に見えない菌や微生物のおかげ。目に見えないことって、文字通り見逃すことが多いんですが、めちゃくちゃ大事なことだらけです。

コメント

  1. 森清 啓子 より:

    猛暑の中、農作業の毎日お疲れ様です。東京と南伊豆の2拠点生活を3年前ほどから始めた74歳の老夫婦です。昨年まで仕事をしていましたので、慌ただしく移動していましたが、今年から余裕が出て、周りが見えてきたこの頃です。半年ほど前から日本晴さんのブログを読ませて頂いて感動しています。これまで湯の花で生姜の佃煮、ジンジャーシロップなど購入し美味しく頂いています。こちらのもち麦も頂けたらと思います。
    5日から1週間南伊豆に行く予定ですので湯の花で購入できるようでしたら頂こうと思っています。

    • こんにちは。コメントありがとうございます。ブログも見ていただいていて恐縮です。
      お仕事おつかれ様でしたm(_ _)m南伊豆は小さい町ですが、多種多様な人、多種多様な自然があって、楽しみが沢山ありますね。
      もち麦は湯の花さんに出荷しておりますので、たぶん来られる時期にも在庫あると思います。お米コーナーにあります。売り切れにならないように気をつけますね!

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