古民家民宿への道!

日本晴が農家を志した7年前から、都会の人が、田舎の自然や畑を見て、体験して、心身をリセットできるような場所を作りたいと夢みていました。

昔々、奈々と二人でノートにメモしながら、何年後にはこんなことしたいみたいなことを書き出して、将来の方向性を考えていました。今思うと現実を知らない都会人が、無茶なことを書いてたりもしたんですけど、何気に当時の話し合いは今でもしっかりと覚えていて、日本晴がブレずにやってこれているのはその話し合いのおかげだと思っています。

その中の一つとして、もともとの自分達がそうだったように、都会の人が何かきっかけを得られるような場所を田舎に作りたい、というのがありました。

今の日本はあまりにも経済至上主義で息苦しいです。生きるのはもっと選択肢があったり、広がりや深みがあったりするはずだと、都会の頃も思い描いていたけど、田舎に来てより深く分かりました。その実現のためは場所がいるということで、今住んでいる母屋の離れにゲストルームを一部屋作り、そこを仮の民宿的な感じでやってみようとスタートしました。

でも、いざ人が来てみると、同じ敷地の隣の部屋に全く知らない他人が泊られるのは、特に身の回りの世話をする女性側に結構な負担で、しかも子供が生まれたばかりだったことも重なり、お互いにとってやりにくい環境なのかもしれないと気づきました。

それと並行して、実は近所に環境のいい古民家が空いていて、移住した当初(5年前)から気になっていました。その頃、たまたま帰ってこられた古民家の持ち主さんとお話しする機会があったんですが、そのお家はまだ使う予定だということでした。

でも1年、2年経ってもその古民家に人気が全くなそうでした。なので、持ち主さんが当時親身にされていた方にお借りできないかな、と相談したりもしました。でも良い返事はありませんでした。他にも試行錯誤したんですが、うまくいきませんでした。

これまで空き家を色々とみていたので、空き家なのに貸してもらえないケースが多々あるのは知ってます。すぐ近くの空き家も数年に1回しか返ってこられないけど、別荘扱いのため他に貸すつもりはない、という家があります。この古民家もそうなんやなぁ、もちろん持ち主さんのご都合なので仕方ないなぁと、本気で諦めていました。

でも話が急変したのが、今年の春!
持ち主さんの事情が変わって、古民家を手放したくなったらしい、という話が急に舞い込んできました。そこで、古民家に興味がありますという旨をお伝えしたところ、持ち主さんは遠方に住んでいるんですが、一度南伊豆でお話ししましょう、という流れになったんです。

続く・・・

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