南伊豆に移住して8年経って思うこと

南伊豆に移住して8年になりました!

いやー、あっという間の3000日でした。

都会しか知らなかった二人がど田舎の南伊豆に来たのが8年前。そこから田舎暮らしと農業が始まりました。

田舎暮らしも農業も、想像していた以上にタフで、想像していた以上に奥が深い。

何かを建てるのも、道具や機械を直すのも、木を切るのも、木で小物を作るのも、植物を育てるのも、畑を使うにも、保存食や加工品を作るのも、石垣を積み上げるのも、土木工事するのも、獣と付き合うのも、

何もかもに知恵や技術が必要で、支える道具や機械があって、自然の移ろいや循環が関わっていて、いちいち奥が深いんです。

そして、何をするにしても道具や機械、その時のもてる技術、かけられる時間、かけられるお金があって、だからこそ個性や価値観がそこにダイレクトに現れるので、田舎は自分たちの表現の場でもあるんやなと思います。

田舎暮らしはクリエイティブな暮らしであり、農業はまさにクリエイティブの連続です。農業が土台となり、そのおかげで自分たちの暮らしの幅が広く、深くなったことは間違いないです。

正直、南伊豆に来てこの8年、すべてが順風満帆だったわけじゃないです。理想とのかけ離れ、できない自分への挫折、果てしない作業の繰り返し、やったことが一瞬で全部台なし、体調不良、自然災害。

色んな苦しさもあったけど、でもそれは結局、自分の器の小ささやったり、自分の技術不足やったりで。変えることのできない自然の摂理を前に、無力の自分に気付かされることも沢山ありました。

今は山を少し乗り越え、次のステップにいるかなぁと思います。それは移住してきた当初のように周り全てがキラキラで、何をするにも刺激的、何でもハイスピードで次々にやってきた時期を終えて、暮らしにしても農業にしても、もっと深く、もっとペースを落とし、もっと色んな人をまきこみ、気持ちよい日々を送りたいと思っています。

がむしゃらだったこの8年、無事にやってこれたことに感謝です。沢山の人の支えがあったおかげであるのは間違いないし、そして家族にも自分にも感謝感謝。移住してほんとに良かったです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました