出荷場の改修の改修…笑

もともと超ぼろぼろだった納屋。母屋の隣りにあります。

納屋は2階建てでスペースとしては大きいけど、移住当初は屋根に蔦がはびこり、雨漏り、柱の腐り、土壁の崩れなどなど、くたびれ具合はかなりのものでした。

一つ一つ手直ししていき、奥にある二間は野菜の出荷作業場所として使うようにしました。そこの床はもともと土だったんですが、作業のしやすさを考慮して、4年前に三和土で床を固めました。

三和土(たたき)は石灰の作用で土を固めるもので、日本で昔からある床の作り方の一つだそうです。材料のメインが土なので農家として嬉しいことと、古来の製法を試してみたいのがあり、土を大量に運んできて三和土を叩きました。

当初はそこそこきれいにできたんですが、数年経って床の表面が剥がれてボロボロになりました。素人製法のため材料の配合や製法が適当だったのが悪かったんだと思いますが、そもそも材料が土なので南伊豆の湿気にも向いてないのかなぁとも思いました。

なので床を丈夫に綺麗にしようと思い、ホワイトセメントと珪砂を買ってきて、床を塗り固めることにしました。

丸一日かかったけど完成!12畳ぐらいあるから一人でやるにはかなり無理があり、結構塗りむらができた!

でも美観的にめちゃくちゃ気持ちよくなったし、湿気も上がってきにくくなったので快適になりました。

野菜づくりといっても、それに付随して場所や機械の整備があって、農家ってやることが超多岐にわたります。でもその一つ一つの道にプロがいるぐらい奥が深く、やってみると勉強になります。

自分の技量的に出来が不十分だったとしても、悔しいけどそれはそれで受け止めて前に進むしかないし、でも自分で作ったからこそ、何かあったときに自分で対応できる柔軟性や逞しさが身についていくものやなぁと思います。

険しい田舎暮らし、これからも何かの改修をして、さらにそれの改修も続きそうです。

コメント

  1. タカヤマヨシコ より:

     きれいになりましたねぇ。
    いささか厚塗りに見えないことも無い……かな?。
    でも美女も「夜目、遠目、笠の内」って言いますもんね。
    細かいところはマジマジと見てはイケマセン(笑)。

    田舎に居た頃は湿気のことは気にしたこともありませんでした。
    それは当たり前のことでしたから。
    自然を美しいと意識したのは都会に住んでからでしたよ。
    あまりに身近すぎたんだと思います。
    離れて見てわかることってやっぱり有ると思いました。

    どんなモノでも「お手入れ」は必要です。
    頑張ってまた「お手入れ」してくださいね。

    • あけましておめでとうございます。

      床はきれいになってすっごい使いやすくなったのでウレシイです。ちょっとムラが出てしまったんですが、今では汚れとかであんまり気にならなくなり助かりました。笑
      リフォームして場所が生き返るのにはなんとも言えない喜びがあります。

      都会も田舎も良し悪しありますよね〜。同じ日本でもこんなに湿気に違いがあるなんて移住するまで知らなかったし、それこそ場所によっていろんな違いがあるこのを実感したので、より各地への旅行が楽しくなったような気もします。

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