南伊豆に移住して2年経って思うこと

昨日で静岡県南伊豆町に移住して「2年」がたちました!

いぇーい!!!!

もう2年かぁと思う気持ちと、まだ2年かぁと思う気持ちが入り混じる何とも言えない気分です。

 

 

数年前までは奈々も僕も東京で会社員でした。

退職後に東京の国立市でカフェの運営に携わった後、移住先と農業研修先を探しに日本各地を周り、

徳島での1年2ヶ月の農業研修を経て、南伊豆町に引っ越してきました。

 

いやー、こうして過去を思い出すとほんとに不思議やなぁと思います。

生まれてから都会しか住んだことがなかった二人が、

縁もゆかりもない田舎に移住できたことも、

少しずつ田舎暮らしや自然に馴染んでいってることも、

豊かな環境の中で子育てを始めてることも、

農業一本で仕事として自立できてることも、

そのどれもが自分たちの描いていた未来で、

この2年の間にいつの間にかそれらが現実となっていることに、ほんとに不思議やなぁと思う。

 

やってみると、その全てが簡単なようで難しく、難しいようで簡単やったんかもしらんけど、

(そして、同じことはもう2度とでけへんかもと思うぐらいパワーも使ったけど、)

間違いなく言えるのは、沢山のご縁に恵まれ、また家族や友人を含めて多大なる手助けを頂けたことと、

地元の温かくてフレンドリーな人柄に恵まれたことと、夫婦で楽しみながら力を合わせてやってきたこと、

このどれもが欠けてもできへんかったんやろなぁと思います。

 

さて、せっかく2年経ったので、移住や農業に関して思ったことを整理してみます。

(ちなみに1年前はこんな感じで思ってたらしい。)

・集落の人は相変わらずフレンドリーで、子供が産まれたことを予想以上にみんな喜んでくれて、ある意味びっくりした!

・環境はやっぱり素晴らしい。綺麗な景色と湧水と森と海と。朝夕の涼しい時間帯の畑は、景色も空気も水の音も素晴らしすぎてめちゃくちゃ気持ちいい。温暖で雪が降らないのも、過ごしやすさを後押ししてる。ただ湿気が多いのと、冬の西風はなかなか強烈です。

・まだ自分の子供は先のことやけど、この集落の通学エリアにある小学校が環境や教育の面でめっちゃ良いらしい。わざわざその小学校目当てで引っ越してくる人もいたりするので、これからが楽しみ。

・自分の家から目の届く範囲やけど、山の所有者、畑の所有者の区別がつくとともに、どこでどんな物が作られたり、採れたりするのかが分かってきて、どんどん集落に愛着がわいてきた(特に山は細かく区分けされててほんと分かりにくい)。こういうのは、地元の人との会話の積み重ねで分かってくるもんやなぁと思う。

・奈々の実家・東京から車で通える距離なので(4時間かかるけど)、家族が来てくれたりしてほんと助かっている。あんまり遠すぎる場所はいざという時大変なんやろなぁと思う。

・農業は少しずつ軌道に乗り始めた。ある程度の貯蓄を切り崩す覚悟もしていたけど、お陰様で、助成金ももらってないのに、このまま経営を続けていけそうな見込みがついてきた!

・出産にあたり田舎の不便さを痛感。事情があって少し遠くの病院まで通う事に(片道2時間)。最近、すぐ近くに町医者ができてありがたいけど、きちんとした大病院となると通うのが大変です(重病には注意)。

・空き家をどんどん紹介したおかげもあり、移住者が3組も増えた!!その内の1組では近々出産予定もあり、集落の超過疎化防止にひそかに貢献中!!

・それ以外にも移住の見学者や問い合わせもあり、移住って増えてんのかなぁと肌で感じる。

・好きなところに移住して気持ち良い環境で暮らせるって、ほんとに恵まれた時代やなぁとふとした時に思う。機械やITの進化などもあってのことで、色んなものに感謝する。

とまぁ、思いつくことをばっと書いてみました。

でもとにかく、健康で元気に過ごせたことが1番良かったかな。

田舎に来てから体のありがたさをつくづく感じます。

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