研修の見通し

徳島での農業研修が始まって、ほぼ8ヶ月が経過します。
毎日毎日疲れきるから、1日1日は長く感じるけど、振り返るとそんな日々をもう240日も繰り返してきたんやなぁ。

先日、研修先の社長に、研修終了の目処について相談しました。
もともと1年という期間で採用していただき、今も1年で卒業したいという気持ちは変わっていない、という話をしました。

技術的・経験的には言うまでもなく不十分であり、もう少し期間を伸ばして研修を続けたほうが、実際に独立した時のリスクは少なく、スムーズに進むだろうことは自分でも承知してます。
社長もそのことを我が身のように心配してくださって、2年、いや1年半でもいいから期間を伸ばしたらどうか、という提案を何度もいただきました。
2年目からは、実際に自分ひとりで管理できる圃場を渡すから、そこで独立に向けた実践的な研修にしてもいい、というありがたい提案もありました。

でも、僕たちはもう若くなく、これから体力は嫌が応でも低下してくることや、農業以外でも、移住先で暮らしを立ち上げるのにも時間がかかることから、やはり研修は1年限りにしたいとお願いして、了解いただきました。

ということで、研修は来年5月末まで（正式には研修は1年1ヶ月）の予定です。
ただ、もし移住先が決まらない、移住先での家が決まらないなどの事情が生じたときには、研修を伸ばしたらよい、という寛大な猶予もいただきました。
ありがたい。

つ、ついに、独立か。
昨年の終わりに奈々と各地を回り、車中泊しながら研修先を探した2ヶ月。
それが始まりとなり、翌年の4月に徳島で農業研修を開始。
そして、その研修は現在8ヶ月を終え、残り5ヶ月が残るのみ。

1年前は単なる憧れにしか思われへんかった独立は、いつの間にかもう目前になってる。
思い返すとつい何年か前は、毎日スーツを来て東京のオフィスで働くサラリーマンやったのに、今はもう、毎日作業着を来てアウトドアで働く農家。

想えば、そして動けば、変わるものやな。

今日はなんか久しぶりにゆっくりな日曜日で、近くのオーガニックマルシェで面白い出会いがあったり、魚屋で獲れたての鯛を買ってきてさばいて塩焼きしたり、のんびりできたな。
明日からまた頑張ろう。