畑の周りにあるボサボサエリア。女竹や木が生えてます。集落全体としても特に竹藪は管理されずにうっそうとしていて、どこか薄暗かったり寂しかったりの雰囲気が漂ってます。
きれいにできたらなぁ、でも切った竹や木をそのままにはできへんから、せっかくならチップにして畑に使えたらいいなぁと妄想してます。
チップにする機械はチッパーと呼ばれてるんですが、とにかく高価すぎて手が出ない。でも一回見てみて、性能や処理速度など確認してみたいなぁと思い、そのチッパーを持ってる友人のところに見学に行ってきました。
いやー、実物が見れて勉強になりました。感謝感謝です。でも価格が高すぎて手がないし、うちの集落や自分の規模で実用的に導入するには色々と課題があることも分かりました。
そのついでに、友人が黄金柑の畑を案内してくれました。道なき道を進んだ山の上の方にあり、まさに天空のようなところでした。
ここは南伊豆の中でも人里離れた場所で、鹿の生息地になっているため、祖父の代に植えられた黄金柑がなかなか育たなくなっていたらしいです。
でも彼の代になって、金網をぐるっと周囲に600枚も張り、かつネットもぐるっと張ったことで、鹿の被害が随分減ったとのことでした。
えっっ、金網を600枚!!
1枚が約2m×1mでそこそこ重さのある金網を、一人で600枚も!!!!
それもこんな断崖絶壁のような場所に。
何度も聞き直したぐらいめちゃくちゃ驚きました。
しかも、他にある竹林も同じように対策を取ってるので、金網の数だけでも1000枚をゆうに超えるという…
めちゃくちゃ超人やんっ!笑
それ以外にも、彼は自分でめちゃ巨大な掘っ立て小屋を建てたり、昔ながらの方法で竹炭を焼いたり、生きてるマムシを捕まえて血を飲んだりと、多彩な技術と知恵を持っている。
田舎暮らしって奥が深いなぁ。長く住めばいつか僕もこんなに逞しくなるんやろうかなぁ。
コメント
「一條竹林管理組合」って入ってますね。
やっぱり個人だとお高い品ってことですかね。
家庭用とかあればお試しも出来るんでしょうが……
竹藪がちゃんと竹林になってるのは気持ちいいですね。
NHKに出てた岐阜の女性猟師さんがボランティアを募って藪の除去を
したらイノシシが寄ってこなくなったそうです。
やっぱり「藪」は無い方がお互いの為によさそうですね。
断崖絶壁と聞いてイタリアのレモン農家の話を思い出しました。
海岸ベリの手をついて登りたくなるような斜面で夏みかんのように大きな
品種のレモンを作ってました。
何処の国でも農家は天に至るほど耕しているんだなぁとおもいましたよ。
「黄金柑」を「竹の子村」の通販で少し仕入れてみました。
小さなグレープフルーツって印象ですね。
美味しかったです。
でも息子は「もっと大きかったらいいな」と勝手な消費者そのものです。
少しは生産者の苦労も分かって欲しいです。
チップにする機械は100万以上するので高くて手が出ないです。良ければ送ってもらえますか?笑
ほんときれいな竹林って気持ちがいいですよね。獣害対策にもなるし、
たけのこも採れるし、手入れできるならそれに越したことないです。市之瀬の竹林はほとんど放棄されてます。。。誰が助けてください。
黄金柑、買ってくださったんですね!!!そうなんです、美味しいんです!確かに小さいんです。なので大きかったらという気持ちも分かります。黄金柑っていう名前も気に入ってます。