切り干し大根とネギドレ

毎年恒例の切り干し大根を作りました。

南伊豆の冬は台風並みの爆風が吹きすさむことがあり、それを利用して大根を干したら数日でカラカラに乾くんです。

畑から小さくて出荷できなかった大根を掘ってきて、きれいに洗ってから皮をむき、専用の道具で細く切っていきます。

手で一本一本コツコツと。途中、皮の繊維の美しさに時間がとまる。

切り干し大根は昔からある保存食の一つ。切って干すだけのシンプルな加工。いったいどのくらい前から食べられてるんやろう?

干すことにより、栄養が凝縮される上に生にはない栄養素も生まれるらしい。

食べるとわからんですが、ジワーとしみ出てくるうまみが最高に美味しいです。特に冬の大根はうまみがぎっりし詰まっているんで、本当に美味しい切り干し大根になるんですよ。

 

僕が切り干し大根を仕込んでいる間、奈々は今年第一弾となるねぎドレを作っていました。

日本晴としても大大大好きなドレッシングで、自然栽培のネギの風味が最大限残るように何度も試行錯誤してたどり着いたドレッシングなんです。

今年は時間が取れなくてなかなか作れなかったんですが、沼津と熱海に店舗を持つREFS(レフズ)さんから熱烈なラブコールを何度も頂き、ついに製造。そして今回製造したドレッシングを全て納品させていただきました。(なんて太っ腹なREFSさん。ということで、ネットショップではまだ販売できません。すみません。。。)

REFSさんは素敵な八百屋さんなのでぜひ行ってみてくださいね。

余談なんですが、11月に伐採した桧の太い幹は椅子にしたいなぁと思って作ってみました。

皮を剥いて、高さを調整して。

こんなんになりました。

二股になってるちょっと高いところは、小晴が座れるように。

椅子として面白いけど、めちゃくちゃ重たいです!

コメント

  1. タカヤマヨシコ より:

    >南伊豆の冬は台風並みの爆風が吹きすさむことがあり

    伊豆は半島ですから風はけっこう強いです。
    妻良、子浦、下田も「風よけ・風待ち」の港でした。
    温暖な伊豆と思って来て下さる観光客の方々には少し申し訳なく思っちゃいます。
    特に冬は! 
    まあ、温泉で温まっていただきたいです。

    市之瀬は山の間なのでビル風と同じ原理で風が強くなります。
    昔々に火事が続いて他の地区に集団移転したという話があるんです。
    冬になると「火の用心」を強調するためか何度もその話を聞かされました。
    「火の用心」! 大事です!!

    ネギドレ第二弾はいつ頃かなぁ? 
    いかにも美味しそうなので期待しています。
    ところでこのネギドレのネギは長ネギでしょうか? 
    実家も周りの家々もネギといえば「分葱(わけぎ)」でした。
    葉ネギな分葱と長ネギとではイメージが違う気がするんですが。

     素敵な椅子に仕上がりましたね。
    でもコレって猫ちゃんに占領されたりしませんか? 
    まあ、それも絵になるとは思いますけどね。
    段ボールの箱の脇についてる持ち上げるための穴(指穴というらしいです)
    のようなものを付けてみたらどうでしょう。
    ほんのちょっと動かすときに楽になりそうな気がします。

     ではまた! 
    良いお年を!!!

    • ほんと伊豆の西風は爆風ですよね。それが2、3日も続いたりするので、そんな日はほとんど外には人が歩いてません。観光に来られた人も可哀想すぎですよね。
      でも地元の人いわく、これでも昔に比べて風は随分弱まったそうです。

      火事で集団移転⁉すごいですね。昔の大火事で、随分と市之瀬の家が焼けてしまったことは聞きました。それを聞いてからほんとに火事には気をつけてます。薪ストーブも使うし、野焼きもするので。火って温かくてホッとするけど、ほんとに危険ですもんね。 

      ネギどれ美味しそうでしょー!ネギは長ねぎで作ってますよ。でももともとのネギの風味がしっかりあれば、どのネギでも美味しくできそうな気もします。

      椅子は猫も気に入ってるようで、たまに座ってるのをみます。でも木って冷たいので、本領発揮するのは夏かも知れませんね。薪ストーブの前を占領する猫が一匹、座布団を占領する猫が一匹です。
      持ち手の穴、それいいかも!でもまた加工のために外に持っていくのが重いなぁ。。。

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