静岡県立東部特別支援学校(伊豆高原分校)さんと日本晴とで、今年から挑戦しているレモングラスプロジェクト。
前回のプロジェクトはこちら。
日本晴で栽培したレモングラスを、伊豆高原分校さんで加工と梱包をして頂いています。最終的にハーブティーとして11月ごろから販売する予定です。
そして、ついに!念願の!!学校を訪問させてもらいました。
初めて伺う学校訪問。学校の雰囲気に懐かしさも感じつつ、ドキドキ。ワクワク。出迎えてくださった学年主任の先生にご挨拶させてもらい、教室の生徒たちがいる作業場を案内して頂きました。
加工と包装の工程をとても丁寧にして下さっていて、身だしなみ、手の消毒や衛生状態もバッチリでした!
写真以外にも、レモングラスの仕分け作業、袋詰め作業、シール貼り作業などが、生徒の皆さんと、先生方のご支援で行われていました。
僕たちが育てたレモングラスが、こうして皆さんの手で商品へと変わっていくことにめちゃくちゃ感動。自分たちの農作物が、食べる以外の形でお役に立てたことに心が震えました。
教室の至る所から生徒たちが普段学んでる様子を垣間見えました。こんなふうに学んでるんやなぁってこちらも勉強になります。
そして最後に少しお話させてもらいました。
あまり何も考えずにお話することになり、久しぶりやったので緊張しました笑。どんな話をすればいいのか、皆それぞれハンディーに違いがある中なので悩んだんですが、自分だけの心の種を大事に育て、いつか自分だけの花が咲きますように、という自分の経験談を踏まえた話しをさせてもらいました。
僕は今まで、ハンディーをもった方たちとの深い関わりはほとんどありませんでした。大学に入り、会社員になり、所謂レールをひかれた人生を歩んできたので、出会いも少なかったように思います。
会社の職場に耳の不自由な方がいて、その方と仲良くなって、少し手話を勉強したりしました。でも覚えている限りで、僕の人生ではそのくらいしかありませんでした。
なのにこんな機会に恵まれたのは、今回このプロジェクトの受け入れを推し進めてくれた伊豆高原分校の先生の存在。ハンディーもった生徒たちに役立ちたい、そのために先生を目指してきた、という話を昔その先生から直接伺ったことがあり、なんて熱いんや、若い時から志があってすごいな、と感動したのを覚えてます。
それと、少し話はそれるんですが、大好きな南伊豆の日帰り温泉があって、そこを運営されている施設が2年ぐらい前から福祉就労施設になりました。その施設はオープンな雰囲気といい、運営してるご夫婦の人柄といい最高なんですが、温泉に行くたびに施設の中を見たり、中に入らせてもらったこともあり、それからハンディーの方たちをより身近に感じるようになりました。
そんな出会いのおかげで、いつか何かで役に立ちたいな、という気持ちが心の片隅にフツフツと湧いてきて、このレモングラスのプロジェクトに繋がりました。
正直、僕たちもすごい刺激を受けたり考えたりすることが多いです。大切にして、これからも続いていけば嬉しいなと思います。
コメント
こんにちは。
プロジェクトも順調なようでなによりですね。
学校はある意味閉鎖空間に近いので先生方とは違う外部の人と接するのは
子供達にも刺激に成ったことと思います。
講師姿もイケてますよ(笑)。
こちらの学校も子供達の就職を目指してるんですね。
学校祭で行ったところとやっぱり雰囲気が似ています。
就職・進学(訓練校)・福祉作業所(他の名前になった気がします)が
進路だそうですが作業所だと月収が一万円少々だそうです。
最低賃金なんて夢のまた夢なんだとか。
就職だと雇用契約なので最低賃金が保障されますが作業所だと「工賃」で
出来高払いになってしまうからだそうです。
障害者年金があってもそれだけでは自立は無理ということで皆で就職を
目指すんだそうです。
年金とお給料を合わせれば一人暮らしを体験させられるということだそうです。
ところが就職できても自治体からの補助が切れる三年が過ぎるとクビという
ケースもあるらしいんですよ。
子供達の前途は厳しいとしか思えません。
プロジェクトが子供達の一助になりますように。
祈ってます。
おはようございます。
応援ありがとうございます!
なるほど、なるほど、作業所は工賃で出来高払いということになるんですね。
就職しても補助金が切れてクビになるなんて悲しい現実ですね。そこには色んな事情があるんだと思いますし、僕はまだまだ知識がなくて何も言えませんが、できることやっていけたらなぁと思います。
レモングラスできたら、タカヤマさんに100パック送らせてもらいますね笑。知識豊富で勉強になります。