南伊豆の栽培研究会

南伊豆の直売所「湯の花」主催の、栽培研究会に参加してきました。

訪れたのは下田に畑がある若き生産者の方で、畑を実際に見学させてもらい、その場で意見交換会もありました。

1年ぐらい前にご夫婦で新規就農されたそうで、試行錯誤しながら精力的に取り組まれてる様子に刺激を受けたし、でも同時に様々な悩みがあり、技術的、設備的な課題を抱えてられているのも垣間見えました。

農家って一口にいっても、実際は千差万別。

どの野菜をどの程度作るのか、肥料や農薬を使うのか(ほぼ皆使うんですが)、個々の野菜の栽培管理はどんなのか、土質や環境はどうか、どこに出荷するのか、という点だけでも個々で大きく違うし、

畑の面積、畑と家の距離感、農機具や設備の充実度、水源の有無などによっても、またスタイルが変わってくるんです。

だから先輩から個々にアドバイスをもらえるんやけど、自分固有に抱えてる問題もいっぱいあって、結局は自分で解決していくしかなかったり。

特に移住しての新規就農者は、技術も設備も身寄りもお金もない４重苦からのスタートやから、ほんと最初はめちゃくちゃ大変なんです。

ということを、自分も新規就農した頃を思い出したりして、何か手伝えることあればなぁと思いました。

こうやって生産者が集まって、学びの場を作ってもらえるのはありがたいですね。生産者って何気に孤独やから繋がりができるのも嬉しいし、直売所湯の花さんとしても、技術アップの末に出荷を増やしてほしいという狙いもあるので、WIN WINの企画で素晴らしいなぁと思います。