壊れたものはできるだけ直してみるのがオススメです

昨日は出荷が大忙しでした。ご注文ありがとうございます!農家は食べてくださるお客さんのおかげで続けていけます。ドンドンお腹を空かせて美味しい野菜を食べてくださいね笑。

出荷後に、精米機が壊れたぁという奈々。精米機って玄米を白米にする機械です。

今年は作ってないけど昨年まで米作りしてたので、収穫したお米を籾で保存しておいて、食べる前に玄米を五分づきにして食べてます。

精米機を見てみると確かに動けへん様子。電源ランプはかろうじてついてる。

モーターが動こうとしてるけど動かない感じ。つまり電気系統が怪しい気がするから分解してみて修理を試みる。

今まで秘密にしてましたが、僕は理系、しかも電子工学を専攻してたので、農業というよりもこちらが本職なんです。

分解して電気系統を見ると、ぱっと見て察しが…

察しが…

つきませんっ。

というか何も分かりませんでした。笑

大学の頃は遊んでばっかりやったからホンマに何も勉強せずのできそこないでした。こんな勉強が何の役に立つねんと、本気で思ってましたからね。

一応、分解して配線のコネクターをつけたり外したり、センサー部分をキレイにしたりしたけどやはり直らず。

隣のおじさんのところに持っていく。隣のおじさんは、70才後半にして壊れた草刈り機とかを直してる、すごい方です。

巨匠いわく、モーターのブラシが怪しい気がするという。でもこんな家庭用の精米機は始めてやし、結局直すことが出来ませんでした…

このままでは諦めきれへんので、車屋さんに持っていく。

車屋さん?笑

実は近所の車屋さん、多種多様の車はもちろん、農機具も修理してくれるし、半端ない技術力と知識量を持っているスーパー兄ちゃんなんです。(ちなみに植物のことも詳しいし、でかい修理工場も自分で建てたとのこと。)

写真はないですが、ぱっと見て故障箇所を察し、ぱっと直してもらえました。僕には何が原因かはっきり分かりませんでしたけど笑。

直るってなんとも言えない喜びですね。壊れてゴミになった状態から使える状態になるって、新しいものを買うよりも喜びが大きかったりします。 

現代は消費社会。買っては壊れて、捨てては買いを繰り返してますが、直すのっておすすめですよ。

でも都会では、直してくれる修理屋さんって近所にないし、メーカーとかに送ってもパーツがないとか高価だったりして、結局買うほうが安いってなるのは知ってます。

僕にはその解決方法は分からないで自分で何とかしてくださいとしか言えないですが、とにかく直るってめっちゃ気持ちいいです。

田舎に移住してきて、自然がいっぱいで良いとかよく自分も言いますが、壊れたものを捨てるんじゃなくて直すとか、何でも自分で作ってみるとか、そういう自分の価値観が大きく変わったり、喜びが広がったりしたのが実はすごくありがたいなぁと思ってます。

田舎生活ってクリエイティブなんです、色んなことにチャレンジできる場があるんです。

今回の精米機は僕の手に負えずに車屋さんに直してもらったんですが、僕もシティーボーイだったときに比べて直せる範囲が格段に広がってます。

これはテレビの裏側にあるファンが壊れたとき。

パーツを海外から仕入れて交換したら直りました。奇跡でした笑。普段はほとんどテレビ見ないんですが、直ったときのお祝いとして家族で映画鑑賞会をしました。

これはもともとこのお家にあった古い剪定ばさみ。

刃がボロボロです。

めちゃくちゃ研ぎました。

夜、一人で4時間ぐらい研いでたかもしれませんが、ピカピカになりました。

去年木工教室に通って、刃物の研ぎ方を教えてもらってからその魅力に感動して、ヘタレながらも農具や包丁を研いでたりします。

この刃物研ぎも壊れたものを直す感覚に近くて、切れ味が戻ったときの喜びが最高です。

奈々は奈々で、普段から料理や多岐にわたる加工品作りはもちろん、服を自作したり、直したりもチャレンジしてます。後、植物を使った染色だったり。

そんな日本晴の裏側でした。

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