作付け計画で考えてること

多品目栽培の野菜農家ってやることが多々あります。

色んな種をまいて、栽培管理して、出荷作業して、畦草刈って、備品の調達や機械のメンテして、獣害対策して、加工品作って、そして天災で1からやり直しして…苦笑。

今日はその中の一番根本的な部分、作付け計画を見直しました。

作付け計画、うちで言うと7-8種類の野菜の詰め合わせセットがメインなので、いかに7-8種類の野菜を切らさないで出荷し続けるか、そのための計画になります。

つまり、1月にはこんな野菜、2 月にはこんな野菜、本当はもう少し細かいんですが、その時期に欲しい野菜をある程度決めといて、それに合わせて種を蒔くということをするための計画です。

これを文章にすると簡単そうなんですが、難しくて今まで何度も何度も見直してます。

難しい要因として、

まず天候の影響を受けて計画が狂うという前提があること、

自分の栽培技術が未熟なため、狙ったようなタイミングに欲しい量が取れないこと、

野菜と言っても何十種類もあり、品目や品種毎に特徴が全然違っていて、まだ把握しきれていないこと、

余裕をみるため多めに作付けしたいという気持ちと、余ったら余ったで余り分の対応をどうしようという気持ちとがせめぎあい、大胆な計画に慎重になってしまうこと、

などがあって、結局色んな思いがごちゃごちゃしてきて、最終的にはよく分からなくなってしまいます笑。

人参一つとって考えてみても、いつ種をまくか、一般的には7月や8月ですが、品種によって冬まきも春まきもあります。

どのくらいまくか、それは欲しい量がどのくらいかを逆算する必要があります。お客さんがどのくらいいて、余分をみるとどのくらい欲しいのか。自分の栽培技術なら1mに何キロ取れるか。

あるいは他の野菜との兼ね合いもあって、この時期は根菜類が多いから人参は控えめとか、この時期は他の野菜が少ない時期やから人参多めとか。

そして、人参はいつからいつまで出荷できるか。7月にまけば11月頃から採れます、ではいつまで出荷できるのか、野菜にはとう立ちと言う、花が咲いてくる時期が野菜ごと、細かく言うと品種ごとにあって、人参なら2月いっぱいまでか、これも土地によって、品種によって変わってくると思います。

ということを、野菜それぞれで考える必要があり、過去の自分の経験を踏まえて練り直しています。

とはいえ自然のことなので、どんなに緻密に考えても狂ってきます。計画通りにできないことも起きてきます。

だから計画を作っても最終的にはケースバイケースでやることも多いんですけど、それも計画あっての対応だったりします。

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