南伊豆での猫暮らし

先日、うちの次女猫のポンが猪の罠にかかってしまっていたので急いで救助してきた。

罠はくくり罠。
通常は猪と鹿用にかけているけど、小動物もかかる仕組みになっている。

くくり罠はかかった足がもがけばもがくほど、バネが働いてワイヤーが強く締まる構造になっていて、足先に血が通わなくなって衰弱してしまい、最悪死ぬケースも。


今回ポンがかかったのは実は2回目で、罠にかかっているかもと予想できたから森の中を探索して見つけることができた。

拘束時間はたぶん12時間ぐらいか。



前にかかった1回目の時は、まさかそんなことがあるなんか想像もでけへんかったから、森の中にいるのを発見するまで4日もかかってしまって、血の通わなくなった冷たい右足先を切断することになってしまった。。。

4日間の中に嵐もあって、発見したときのポンのかわいそうな姿がまだ目に浮かぶ。

1回目の右足先がなくなってしまった時はホンマにショックで、毎日包帯を変えながらかなり落ち込んだけど、びっこを引きながらも屋根上の登ったり、ネズミやモグラを捕まえてくる昔のポンに戻ってきた姿を見て、ほっとしたし、かなり元気づけられたりもしてた。


そしたら、先日、2回目の罠。

かかったのは反対の左足先。
今回はまだ見つけるのが早かったから、罠解除後に指先に血行が戻ってきたから切断せずに済んだけど、数日前に手術をしてきて、麻酔から無事に起きてくれた。


可愛そうなポン。
今は4本脚の中で、無事なのは1本だけ。
でももう少しすれば手術した2本は治る予定です。

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この場所にあるくくり罠には近所の猫もかかってしまって、一匹は大丈夫やったけど、もう一匹は足が壊死していた。

こんなことがあるからその罠をかけている猟師さんにも相談してみたけど、もともと猫を外飼いする方がダメという慣習になっていて、根本的な対応としては猫を室内飼いにするしかないそう。

奈々と話し合ったけど、そもそもが野良猫やったから今更室内飼いに戻すということは無理強いやし、自分達が縄の場所をきっちり覚えておいて、異変を感じたら早急に罠を見に行くという対応で様子を見ることにした。


めっちゃ活発なポン。

小柄で懐っこくて、 暑がりで、 ネズミも取ってくれるし、おしっこの粗相も全くない。
声はなぜかガラガラ声で、 鼻が低くてフクロウみたいな寝顔のムードメーカーでもあるポン。
早く快復してほしいなぁ。


ちなみに、うちの長女猫のシロはポンとは全く正反対の性格。

運動神経は猫やのに超トロくて、ちょっとだけぽっちゃりで、めっちゃ寒がりで、いつも暖かいところを探して歩き回っている。(でも暖かい場所を探す嗅覚はめちゃ鋭い)

おしっこの粗相は室内に何十回もあるし、声は異様にでかくてすっごい小心者のシロ。


実はそんなシロもこの前罠にかかっていて、まさか出不精のシロがそんなところに行くなんて思わんかったからすっごいビックリした。

しかも、通常は足だけが罠がかかるのに、なぜかシロの場合は足+しっぽもかかっていて、どんだけどんくさいねんって心配しながらも笑ってしまった。

幸い発見が早くて軽傷で済んだけど(しっぽが罠にかかっていて動かれへんかったのが幸いしたのかも)、田舎での猫暮らしはネズミから守られてありがたいけど、心配も多々あります。

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