4月後半突入!暖かい日が多くなり、夏の足音が聞こえてきました。
これから植え付けラッシュが続きます。
日本晴は新規就農してもうすぐ丸5年、だから夏野菜の苗を育てるのも今回で5回目。
5年農家をやっていても、夏野菜の育苗はまだたった5回しかないチャンスです。
農業界では苗半作(なえはんさく)と呼ばれるぐらい、苗を上手に育てるのは大事とされてます。
特に肥料や農薬の力を使わない自然栽培では、野菜の育成は緩やかで、害虫などへの対抗手段も少ないので、苗の状態はそのまま野菜の勢いに繋がりやすいと感じてます。
思えば初年度の育苗はかなり失敗しました笑。
その失敗の原因が何かすらも分からんだらけやった初年度。
土の状態がイマイチやったかも?
水やりってこんなもんでいいんかな?
なんでこんなに成長遅いんやろ?
なんで発芽せーへんのやろ?
なんでこの苗だけ調子悪いんやろ?
ほんとに毎回色んな???がありまくって、疑問だらけでした。
その?は人から教えてもらって解決することも多いけど、
それぞれで環境ややり方や時期が違ったりするし、一つの?には多数の要因が絡んでたりするから、
同じようにしてもうまく育たなかったりすることもある。
だから自分で突き止めるしかないことも多い。
突き止める方法は、
たとえば、発芽しないってなったら、
温度が足らんかったかな、
水やりしすぎたかな、
種を埋める深さが悪かったかな、
種の状態が悪かったかな、
とかの複数の原因を仮定する。
もちろん1回目の失敗(発芽しない)だけやと何が原因かは分からんけど、
その後の経験で、たとえば成功体験があれば、
あの時の失敗の原因は何やったのか成功した時との違いからある程度予想がつく。
だから経験をどんどん繰り返して、知識をバージョンアップしていって、はっと気づくことも多いんです。
めゃくちゃ失敗も多かったけど、だからこそ学んでこれたこの5年。
農家って、超アナログな世界に住んでる。
けど、自然界ってまぐれで何かが起こるってことはなくて、必ずそこには因果関係がある。
ただし、本人は声を出せないから、その因果関係を知るには自然の観察と自分の経験しかない。
これがまた自然の面白いとこ!!
話は長くなりましたが、5回目の育苗、日本晴は成長してます。
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