先日の日曜日夜、960hpaという猛烈な台風が伊豆半島を直撃しました。
事前に天気予報で、今回の台風の経路や強度をずーっと追いかけていて、
やばいなぁ、やばいなぁと思っていました。
台風対策って、例えば家だけならできるけど、農家は畑や倉庫もあって面積も広いし、
1つの作業自体にも時間はかかるから、直前の対策なんかあまりできへん。
できる範囲で、高くなったオクラの支えを作ったり、ピーマンの風対策をしたりした。
案の定、直撃した台風の風がめちゃくちゃ強く、
大きい里芋の葉っぱはボロボロになったし、
収穫を控えたお米も一部倒れた。
100本近いナスも全部倒れたし、定植したばかりの秋ジャガは水没して腐ってしまった。
機械用の倉庫のビニールも破れたし。。。
ただ幸いなのが、まだ何とかなるって範囲で収まったこと!
里芋はボロボロになったから成長が弱まるやろうけど、芋はだいぶ育っている時期やし、
稲だって起こせば立ってくれるし、
倉庫だって自分で作ったから、また自分で作りなおせばいいし、
他の野菜はダメになったものもあるけど、
サツマイモや生姜、落花生、空心菜などなど無事に生きているものも多い!
稲は二人で起こして
立ってくれた!!
無事に立ってくれてほっとひといき。
実はこうして紐で縛るまでにも色々あって、
倒れてるのを反対側に倒すように持ち上げてみたけど、翌日にはまた倒れてて(全部やったのに)、
紐で一つずつ縛るのは大変やから、田んぼの手前側から奥側に1本の紐を張って、
その紐に立てかけるように稲を起こしてみたけど、紐がたるんでダメやったりして、
結局は、
昔の人がやってきた、束にして紐で縛るのが一番良いという結論を再確認したのでした笑。
縛って立ったときの稲の姿が力強く、美しくて、感動してしまった。
台風のおかげっていうのもなんやけど、新しい発見と感動があって、知恵もついた。
さぁ、台風の立て直しもあるし、秋の農繁期も始まっているし、気持ち入れ替えてがんばります。
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