昨日、台風がやってきました。
しかもよりによもって、伊豆半島に直撃。。。
もっとも恐れてたことでした。
ちょっとでも、ほんのちょっとでも進路が変われへんかなぁと願ってたけど(変わった先の人には申し訳ないけど)、真下の方角から、まさに一直線で伊豆半島にやってきました。
こんな進路ってあんの?って疑いたくなるくらいブレズにきました。
農家をやってると、天災、その中でも台風というのはめちゃくちゃ恐怖です。
何が怖いかって、雨、じゃなくて実は風。
雨ももちろん嫌やけど、短期間の雨は自然に抜けていくし、排水にも工夫のしようがあるけど、風はどうしようもない。
強風で煽られた葉や茎や実が、傷み、折れ、破れ、長期にわたって影響が出てくることもあり、場合によっては夏野菜を諦めなアカンこともある。
徳島研修時代、四国は台風の通り道で、たった1回しかなかった夏やったけど、それでも何度か台風を味わいました。
台風には精神的にも、経験的にも多少は慣れていると思ってたけど、
実際に自分が経営者になってみると、それはもう、まさに不安という不安やった笑。
直前になってからはできることもしれてるし、台風対策なんてほとんどできず。
そしたら案の定、台風の直撃を受けた結果…ナスの半分が倒れました。
100株。
今日はその100株の立て直しでした。
でも、こんな被害ですんで良かったなぁと思います。
野菜それぞれダメージは受けてるはずやけど、ナス以外は目に見えて大きな被害はなかったようで、まずホッと一安心です。
でも残念なことばっかりじゃなくて、最近良いこともありました!!
1つ目は、秋野菜の苗作りに向けて準備中やけど、それに使う腐葉土のこと。
(畑には何も肥料を入れたりしませんが、苗作りのポットやセルトレイには、排水性を良くするため腐葉土を使います。)
夏野菜の時も同じように山から腐葉土を取ってきて苗作りをしたけど、初めて腐葉土を取ってきた夏の陣では、どこか土が重く、硬く絞まり、結果苗の生長もいまいちでした。
その時はそういうもんやと思ってて、原因は他にあるかなぁとも考えていたけど、
今回なんと!
その腐葉土自体に色んな種類があることを発見!!
そして、今回取ってきた腐葉土は前回とは全然違って、軽くてフワフワ♪
苗作り成功の兆しが見えた!!
腐葉土を搾取場所は、前回と同じ山の、同じような溝。
それでも違いが存在するなんかビックリするけど、
腐葉土を取りに行く道で、奈々とあぁでもないこうでもないと仮説を立てた結果、ほんとに仮説どおりに違いがあって、その違いに気づけたなんて、ほんまに幸運。
小さいことやけど、美味しい野菜にはこんな小さい積み重ねがめちゃくちゃ大事な気がする。
ちなみに、秋冬野菜はこんなラインナップやで!!
自家採種は種類少ない変わりに、ほぼ固定種で揃えました。
2つ目は、野菜購入のお客さんのこと。
首都圏を中心に少しずつやけど確実に広がってきてることも嬉しいし、
そしてまさかのまさか!
予期していなかった地元の方からも、嬉しいご注文を頂けるようになりました!!
地元の人に食べてもらえるのは、特別な感じがする。
近くの人、近くの物、というのは生きる上で、仕事の上で基本のような気がするし、ワールドワイドで便利になっていく反面、不透明にもなっていく世の中やからこそ、大事にしていく必要があると思う。
それにしても、農家は、食べてもらえる人がいるからこそ、存在する意味があると常々感じます。
美味しい、また食べたい、そんな声は、たとえ些細な一言であっても、猛暑の中のひと雫になっています。
感謝!!
(ちなみに、硬い、美味しくない、という辛口コメントは、打たれ弱い僕にはたまぁにが丁度良いです笑)
3つ目は、うちのシロちゃん(メス猫・3歳)とポンちゃん(メス猫・4ヶ月)のこと。
先住猫のシロちゃんは、めちゃくちゃ優しく、そしてめちゃくちゃ可愛い猫でもあります。
後輩猫のポンちゃんが我が家にやって来た2ヶ月前、シロちゃんとポンちゃんを徐々に面会するような配慮はしたものの、案の定、シロちゃんは拒絶反応しっぱなし。
シロちゃんは徐々に外で過ごす時間が増え、ポンちゃんが近づいては威嚇を続け、
そしてシロちゃんの声がストレスで出えへんくなって動物病院で治療してもらう、そんな辛い日々を過ごしてきました。
さらには、家の床下に引きこもること2日、家の押入れに引きこもること2週間、
家の押入れでは、飯とトイレの時以外は一切動かないという、飼い主も飼い猫も極めて不安定で不安な日々でした。
(たぶんシロちゃんが押入れに引きこもったのは、外で何かがあったのが原因かも。)
ところが、ここ1週間の間に急激にシロちゃんが元気を見せ始め、押入れにいる時間はほぼなくなり、いまだポンちゃんへの威嚇はあるものの、
距離感は急激に近づく!!
可愛い。
嬉しい日々です。
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