みんなでゲストハウスの土壁仕上げ塗り

昨日、南伊豆に移住予定のヨッシーが友達を連れてきてくれて、若い子達と一緒にゲストハウス(納屋)の土壁塗りをしました。

壁はもともと土壁やったけど、表面の仕上げが水色のモルタル仕上げ?になってたり、一部の壁に張ってあったトタン板を剥がすと仕上げが荒いままやったりで、全体の統一感や雰囲気にかけることから、これまでトタン板を剥がしたり中塗りをしたりして、下準備を進めてました。

土壁の構造は、竹小舞を骨組みにして、土をだいたい3層ぐらい塗り重ねています。
それぞれ下から順に、粗塗り、中塗り、仕上げ塗りといって、土と砂と藁の配合を変えることでその層に応じた機能を持たせるようにしています。

「粗塗り」は強度、「中塗り」は強度と仕上げ塗りへの繋ぎ、「仕上げ塗り」はいわゆる化粧、という理解を僕はしています。

ここの納屋にはいくつかの部屋があって、その中でも今ゲストルーム化してる部屋は一番きれいな状態(もともと部屋として使われていたらしい)やったから、壁の多くは仕上げ塗りだけでいけたけど、壁表面が剥がれ落ちてきてたり、トタン板を剥がした面は粗塗りむき出しやったりで、色々と下準備が必要でした。

こう言葉で書くとさっと下準備はさくっと終りそうなものやけど、なかなか予想以上に大変やったし時間もかかったから、今回仕上げ塗りまで辿りついただけでも実は結構感慨深い。

仕上げ塗りの配合は、2月に作ったサンプルの中から気に入った「土と漆喰1:1」の割合に藁を入れることとし、ヨッシー先生の指導と統率の下、みんなでわいわい進めました。

朝10時ごろからスタートして結局夜7時ぐらいまでかかったけど、若い子達みんなが頑張ってくれて、とりあえず1階の壁は全て塗装完了!!

みんでやると楽しい。

土壁は、漆喰と土の混ざりの具合でムラができた様に見えるけど、それがまるで壁画のようで美しかったりします。
(ヨッシー先生の狙い通り??)

最後の1枚は翌朝に撮ったもので、色は乾燥によって徐々に白味が増してきます。
1週間、2週間するともっと白くなり、たぶん落ち着いた良い雰囲気になってくれる

・・・と期待してます。

こういう変化を見るのがまた楽しみ。

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