いやー、先日の台風、大雨が降りました。
畑のすぐ横の川は普段きれいな水なんですが、泥水と化し、今にも溢れそうになりました。
右側が畑です。めちゃめちゃ溢れてきそうで怖い。。。いつもポンプを置いてるところは増水してたので、畑に上げておいてよかったです。
道も少し冠水。
畑も何枚か水に浸かりました。
オクラ畑。この畑は一段下がっているので、上からかなり水が流れてくるんですが、オクラはかなり土寄せして高くなっているので大丈夫でした。
幸いなことに野菜を育てているところは大きく浸水することがなく。でもキュウリとか小さい苗は、大雨で多少弱ってしまったかなぁと思うけど、それぐらいで助かりました。
畑では「水の流れ」がかなり大事です。特に自然栽培では、水の流れや空気の流れが、土中微生物の活性化に大きく影響するので、いかに水の流れを良くするか、という点をとても意識しています。
水は必ず、土地の高いところから低いところに流れます。
今回、浸水した畑をよく観察してみると、ある一部が高くなっているせいで低くなっているところに水が溜まったり、水の流れが極端に悪くなっていたのが分かります。ほんのちょっとした高低差でそうなるんで、浸水しないと分からなかったりするんです。
高低差の原因は、畑そもそもの地形のせいだったり、普段の機械の使い方だったり、過去使っていた人の使い方だったりするんで、対策が取れるところはこれから少し土木工事したり、機械の使い方を変えてみたりして、なるべく水の流れが良くなるように改善していこうと思います。
そういう積み重ねで畑の水はけがどんどん良くなっていきます。農家が畑に愛着があるのは、こういった積み重ねがあって、時間をかけて自分なりに畑を気持ちいい場所にしていくからなんです。
うちが借りてる畑(元田んぼ)は決して条件がいいというわけじゃなく。作土層がめちゃくちゃ浅くて30cm下は石の層。スコップが石や砂利に当たるので深く掘れないんです。掘るときはツルハシですからね笑。
石の層のせいで支柱も全然深く刺さらないし、水はけも悪いしで。今だにトラクターをかけると石がいっぱい出てくるんで、何度もかき集めて外に持ち出してる畑もあります。
徳島の師匠の畑は土が深くて、2mの支柱もずぼーっと下まで入っていました。ほんとめちゃめちゃうらやましい。
そんな悪条件の畑でも、積み重ねてくるとそれなりに良くなってくるし、愛着がどんどん湧いてきます。こんな畑でも自然栽培でいい野菜が完全にできるようになれば師匠もビックリかなと思って、もはやそんな意味でも愛着があったりするんです。
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