先日金曜日の出荷作業の一コマです。
野菜を箱に詰めたあと、野菜のリスト表と、夫婦で手書きした日本晴通信を最後に入れています。通信は月に一度の更新です。
日本晴通信…僕は文才が全くないので何回か書き直しもするし、出来上がりも小学生の作文みたいな感じになります笑。
一方、奈々はまず書き直しはないし、読んでても面白いし、きちんと枠におさまる文量で一発で仕上げます。
え?この明らかな差は何なん。。。
と疑問を抱きながらも3年以上続けています。3年続けても僕の文才のレベルアップは見込めない様なので、このままでもいいかと諦めつつ。
数日前のこと、野菜が足りなくなりそうなので、一時野菜の発送を休止させて下さいとお客さん全員に連絡しました。
野菜をお待ち頂いてるお客さんをガッカリさせてしまう‥と思いつつ、野菜がないからどうしょうもないと夫婦でかなり悩んでの苦渋の決断でした。
でも、その連絡をしたお客さんからの反応は思っていたのとは全く反対だったんです。
ある野菜でいいから送ってください、とか、加工品とセットでも構いません、とか、応援してますとか、再開したらよろしくお願いいたしますとか、
暖かいメッセージばかりで、逆にめちゃくちゃ励まされて夫婦でじんわり感動しました。
農家って実は孤独。
いつも畑に向き合って、できるだけのことはしてるつもりなんですが、天災や予想しないことが起き、思ってたのとは全然違う結果になることも多々あります。
自然栽培自体もまだまだ日本で実践している人はわずかで、未知の領域が多いのが実情。自分たちの技術不足も否定できません。
長いことかけて育てた野菜がたった一日でだめになることもあるし、長く続く天候不順が影響し、日に日に元気を失っていくこともあります。
大自然の中ではあまりにも人間は無力。呆然としながらもまた次に向けて歩んでいくかないんです。
(もちろん、自然からの恩恵で素晴らしい面も沢山あるんですけどね。)
今年の夏は天候不順や自分の技術不足で野菜不足になってしまい、でもお客さんから逆に励まされたことで、あぁ僕達農家って普段孤独やけど、応援してくださる心強いお客さんが沢山いて下さることに、改めて感謝しました。
応援してくださり、本当にありがとうございます!
僕たちは普段お客さんに野菜を送って買って頂いているんですが、なにかの形で恩返しできないかと考えてます。
大きなことは約束できないですが、もしいつか日本で食糧不足になったとしても、僕たちが動き続けられるかぎりは家族とお客さんには安全安心な食べ物を送り続ける、これだけは約束したいと思ってます。
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