自然栽培の育苗の様子

育苗って種をまいて苗を育てることなんですが、その難しさって3つあります。

1つ目は発芽を揃えること。

発芽しない、発芽率が悪い、ある特定の野菜だけ発芽しない、など。暑い時期、寒い時期でも変わってくるし、何でそうなるんかなぁって悩むことも多かったです。就農当初のころは特に難しかったですが、今はそんなに困ることはなくなりました。

2つ目は、温度管理や水管理に設備やコツがいること。

夏野菜は寒い時期から育苗を始めるし、秋冬野菜は暑い時期から育苗を始めます。なので、適期じゃない時期に少し無理をして育てることが多いので、温度や水にはかなり注意します。そして、そのためにハウスや水やりなどの設備も必要です。

3つ目は、育苗のための土をどうするかってこと。育苗は特殊な環境で育てるし、水やりの頻度も多いので、畑の土だと土が固まりやすくあまり良くないです。

うちはできるだけ購入する資材を減らしたいし、できる限り自然なもののみを使いたいので、土を買うことはないです。

その代わり山に行けば腐葉土があるので、腐葉土と畑の土を混ぜて使ってます。始めのうちはどういう腐葉土が良質なのか見極めることができず、うまく行かないことも多々ありました。今は良質の不要どこ見極めができるようになり、畑の土と混合割合も一定になってきました。

さてさて、夏野菜の育苗は佳境に入り、ビニールハウスの中がにぎやかになってきてます。

ナス
ピーマン
キュウリ
カボチャ
トマト
ツルムラサキ
空芯菜
さつまいも

他にも色々ありますが省略!

そして、腐葉土や土はふるってから使います。

こんな感じで手作業で

育苗の土って、自然栽培農家でも作り方は様々なんです。畑の残渣を発酵させて使う方もいれば、大量の草を畑に積んでおいてそれを使う方、うちみたいに山の腐葉土を使う方などほんとに様々で、その環境や人の考え方によってみなさん試行錯誤されているようです。

でも、土の良し悪しで苗が変わるので、育苗土はめちゃくちゃ大事なんです。

コメント

  1. タカヤマヨシコ より:

     実家は兼業だったので稲の苗以外は買ってきたりしてました。
    ほとんど母が畑をしてたので単に育苗が下手だったのかもしれませんが。

    花の苗でも芽がが出るとなんだか健気な気がしてうれしいです。

    どれが何の苗なのかクイズに出来そうですね。

    • うちは苗にも肥料や薬は使わないのでホームセンターでは買えないですが、普通の苗を少量でいいなら買ってくる方が楽ですね。種を買うと沢山入ってるので家庭菜園だと使いきれない量だったりします。近所のおじちゃんおばちゃんたちも、買ってこられる方が多いです。

      ほんと苗って健気で、大きく育ってくれるだけで嬉しくなりますね〜。小さな種や苗から始まって沢山の野菜が食べれるなんて、一つ一つが命の循環だなぁって思います。

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