昨日人参の間引きをしながら、10年後どうしてるかなぁって話になりました。
10年後ってまだまだ先のような気もするけど、確実に来るもんね。
10年後というと僕はもう50歳を過ぎてるし、奈々も同じぐらいなので、二人ともシニアですかね。
今よりも田舎暮らしや農業の経験値が上がって色々できるようになってたり、子供も大きくなって手がかからなくなってたりするやろうな。でも体力も気力も落ちてて、できたことができなくなってたりもあるんやろうな。
南伊豆に移住してきて丸6年。もともと生まれも育ちも大阪で、大学卒業してから東京でサラリーマンを9年してました。
それまで田舎暮らしなんて全く経験ないし、むしろシティーボーイ時代には、正直いって田舎??ダサ。みたいな感覚でいました。
それがずーっと都会にいて都会の仕組みで働いてみると、多くの矛盾や誤魔化しが見えてきて虚しさが浮き上がってきました。
飲みにいって楽しい→その後に虚しさ
仕事頑張ってやりがい→その後に虚しさ
みないな。
大人って楽しいぞって、自分にも子どもたちにもそう言いたい。でも実際は退屈で窮屈。一時の楽しみのために、大半の時間をあてもなく費やしてるのが現実でした。
もともとバスケ以外は真剣にしてけーへんかった自分のせいやけど、本気でやりたい何かが見つからずチャラチャラ系で笑。
ワーホリ時代にオーストラリアの大自然に感動した当時を思い出したり、ふとした休暇に自然の中に遊びに行ったりする自分を知ってたから、自然に関わる仕事をしたいなぁと思ってサラリーマン時代に模索してました。
その当時に何泊かの農業体験にも行ったことがあります。それがめちゃくちゃしんどすぎて、農業への道は一度挫折しました笑。
でもそれから色々とあり、サラリーマンを辞めて農業研修をした後に南伊豆に移住して、自然栽培の農業を始めて6年経ちました。
思えばこの6年は本気で生きてきました。これまで全く本気になれるものなんかバスケ以外なかった気がするけど、もしかしたら初めてかもしれない、こうして生きていきたいという覚悟。
本気で取り組めば取り組むほど辛いこともあるけど、サラリーマン時代に感じたような虚しさは全くなくなりました。
そして、本気に向き合える何かを見つけられたんは幸せやなぁって、10年後を考えてるときにふと思いました。
10年後どうしたいかはまだはっきり二人で決めきってない。けど、移住前にこうなりたいなぁって二人で話してたようなことが今少しずつ実現できているから、やっぱりこうなりたいというイメージってすっごく大事やなぁと思います。
過去の自分には、よく決断したと褒めてやりたいし、本音を言うともっと早く色んなことに挑戦しても良かったなとも思うし。人生無限大、悩んでいる若者たち、ぜひ動いてみてください。
この前、空がめちゃきれいでした。
そんな空をよそに、小晴は軽トラに積んだパイプを登ったり降りたりして楽しそうでした。
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