今年はトマトがなかなかの壊滅的な状況になってしまい、あまり出荷できずにお客様にはご迷惑をおかけしました。。。
トマトは人気野菜の一つやから自然栽培でもうまく育てたいと挑戦してるんですが、これやっ、という品種や方法がなかなか見つからないでいます。
原因の一つは特有の湿気だと思います。南伊豆は海に囲まれてるせいなのか、梅雨時期なんかは室内の革製品や一部の壁にカビがびっしり生えるぐらいの強烈な湿気です。
トマトはアンデス原産で、冷涼でカラッとした気候に向いてます。なのでもともと湿気が多い日本では、気候にあった品種改良とともにハウス栽培が主流になってるんですが、もちろん外で栽培する農家さんも沢山います。
うちは露地栽培。毎年試行錯誤しながらトマト栽培をしてるんですが、強烈な湿気に打ち勝てるような自然栽培の栽培方法が見つからず、自分の非力さを感じずにはいられません。
凹む。。。種まきから植え付け、その後の管理も含めてトマトとは長い付き合いやったけど。。。
黒マルチはあまり使ってこなかったけど、来年使って湿気対策を試みてみようかな。
凹む農園主に対して、奈々は沢山出たはねだしトマトを使って何やらケチャップを作ってました。
味見したらやっぱり美味い!!
自然栽培のトマトやからもちろん安全やし、変なエグみもない。
自給自足のラインナップがまた一つ増えました。
それにしても女性やからなのか奈々やからなのか、こういう時の奈々の機転の速さと技術力って凄いなぁと思います。
今回のトマトもそうやけど、それ以外にも出荷で残った野菜とかかなり出てくるけど、そういうのをどう料理に使えばいいのか日々考え、挑戦してる。
たぶん心のなかで、あぁこの野菜たちどう使おう、と悩みもかなりあるんやと思う。
大量に野菜が残ることもあって、捨てるわけにもいかないし、あげられるような量や質でもない時もあるし。
そんなとき、携帯で調べ物しててナニかなぁと思ったら、こういうこと書いてあったと言って、アレンジを加えながら調理してたりもする。
本気農家の女性って相当タフじゃないと無理なんかもしらん。
もともと職業的に天候に左右されやすく、肉体的にも精神的にもダメージも受けやすい上に、色んな場面で機転をきかせたり、挑戦する勇気が求められるんじゃないかと思う。
かなり失敗して凹んでる奈々を側で見てきたから間違いない。
凄いなぁと思って隣で応援してます。
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