だいぶん前のことやけど、毎年行われる集落の祭りが今年も無事に行われました。
11月1日です。
父としてめちゃくちゃ嬉しい写真を、友人がとってくれました!!
舞台に一緒に上がって太鼓をたたくのは、もしかしたら今年が最初で最期かもしらんなぁ。
来年は自分1人で叩きたいと言いそうや。
ここ市之瀬集落の祭りは、伝統的な流れが残った趣あるものです。
提灯がともる舞台では、大太鼓と小太鼓と笛を若者が担当して、奏で続けます。その舞台の周りにはお母さん方が作る屋台が並びます。天狗、おかめ、すりこぎの3役が途中
最近は高齢化&若手不足により、楽器を担当する若者が激減し、また準備や片付けもあって、祭りの存続自体がかなり危ぶまれてます。。。
僕が最初に移住してきた4年前は、地元の青年の皆さんに混じって、移住者は僕1人が参加するという、かなり心細い環境でした。苦笑
現在は移住者が増え、祭りを担当するのは、地元の青年と移住者の若手が半々ぐらいか!
おー、すっごい移住者が増えました!!
でもまだまだ少ない。
それでも、3年ぶりに祭りに参加されたというおばちゃんから、
今年の祭り、すっごい盛り上がってたね、ほんとにびっくりした。また来年も楽しみ!
という話があって、なるほどぉ、移住者の力って徐々に、でも確実に効果を増してるなぁと感じました。
僕たちに今住んでる空き家を紹介してくれたのが、先輩移住者さん。
長いこと住んでないみたい、との話で空き家を見にきて、大家さんに電話して、会いに行って、借りれることが決まりました。
4年前に移住してからは、今度は僕たちが近所の空き家を調査し続けました。
それで、移住希望者に空き家を紹介して、実際に移住してきたのが3組。
別件で1組が移住してきました。
結果、移住者が増え、その効果の一つとして祭りがギリギリながらも運営維持できてます。
ここでは、空き家を紹介して移住が増えましたー!やったぜー!
なんてことが言いたい訳じゃなくて、
ちょっとした些細なことの積み重ねで、集落の形って本当に変わってくるなぁってことです。
- 僕たちがこの集落を通りがかって気に入ったこと
- そんな僕たちに空き家を紹介して下さったこと
- 大家さんが快く空き家を貸してくれたこと
- その後に僕たちが空き家を探したこと
- その空き家を快く大家さんが貸してくれたこと
- 移住希望者が気に入って移住してれたこと
- それぞれが積極的に集落に関わっていること
その一つ一つの出来事は、一個人でできたというのが面白く、その個人の縁やタイミングみたいなものだったり、興味や気まぐれみたいのも大きく影響したと思う。
ただ実際にその積み重ねが、結果として集落大きく影響してて、祭りの運営のこともそうやし、ここで美容院や陶芸を営む人が出てきて、集落の存続やあり方に直結してるなぁって。
集落って結局は一人ひとりでできてて、そんな個人なことがダイレクトに影響する田舎って面白いなって思う。
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