リアルに直面する高齢化を迎えて

集落の人口が高齢化でどんどん減っています。

先日、生前お世話になった方が急にお亡くなりになり、とても寂しくなりました。

亡くなった方とは同じ班やったので、班のメンバーでお通夜や葬式の役割を分担するのですが、

僕は「呼び使い」といって、そのお通夜や葬式の日時を、集落一軒一軒回ってお知らせる仕事を担当しました。

集落全体の2/3ぐらいの家々を回るのに2時間ぐらいかかったんですが、人が亡くなったことを直接相手の顔を見て知らせるこの古い習慣に、なんとなく味がある気がして、まだこういう習慣が残ってて良かったなぁと思いました。

それから間も無くして、また別の方がお亡くなりになりました。

その方とは班が違うので、先ほどのような諸々はなかったんですが、驚くほどの大工仕事や昔ながらの暮らしを体現されてる方でした。

野菜も好きで、うちが無農薬で野菜を作っていることに共感して下さって、何かと気にかけて頂いた方でした。

このわずかな間に2人、

移住して間もなく4年経つけど、その間に何人が亡くなったかな。

移住希望者に空き家を紹介する欠掛不動産の活躍で笑、移住者も少し増えてるけど、それでも減る人口の方が全然多い。

空き家も少しずつ、でも確実に増えてる。

耕作放棄地なんかは明らかにどんどん増えてる。

今の集落の平均年齢はどのくらいかな。

うちの班なんかは超高齢化で、この前の寄り合い(班の集まり)では、じーちゃん達が思いのまま話をするから、全く話が噛み合わずに終わりました笑。

70歳以上ばかり!

写真手前で写ってない方々も70オーバーですから。

今はまだいいけど、

あと5年、

このまま月日が過ぎると間違いなく人口は激減してる。

田舎という田舎なら、どこも似たような状況かも知らん。

でも一方で、移住者や企業をうまく誘致して成功モデルとして知られる村も多々あるし、すでに廃村してしまった村もある。

移住者が増えて良かったとはいえ、逆に地元の人たちと壁ができてしまった、という話を聞くこともあるし。

何はともあれ、未来の良し悪しは、ほんの僅かなことがキッカケになって大きく変わることもあるから、そんなキッカケが何か作れないかなぁと思います。

そんなことを考えながら、畑作業をしていました。

夏野菜の苗、少し大きくなってきたで!

自家採種3年目のピーマン。

今年は随分作業に慣れてきて、去年一昨年には考えられへんぐらいの余裕が、少しやけどあります。

コメント

  1. 坂井喜美子 より:

    東京在住の者です。

    南伊豆が大好きで夏冬30年前前から行ってます。

    落居、伊浜のあたり…。。

    そちらのお野菜お米は宅配してらっしゃらないですよね…。

    • 欠掛隆太 より:

      坂井様

      ご連絡ありがとうございます!
      南伊豆に30年前から通われてるそうで、かなり長い歴史が感じられますね。
      当時は今とはまた違った様子だったんでしょうね。
      落居、伊浜にはうちから比較的近いので夏泳ぎに行きますよ!

      野菜の出荷可能です。
      また別途メールにご連絡差し上げますね。

      日本晴

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