南伊豆で農業を初めて丸2年ちょっと、
町内にも知り合いの農家さんが増えましたが、
完全な無農薬・無肥料栽培をされている農家さんは、町内では他にいません。
南伊豆町では、僕たちのみ、
隣町の下田市や松崎町にもいないと思います。
(もしいらっしゃれば少なくとも噂ぐらいは耳にすると思うので。
でも勘違いだったらごめんなさい!)
考えてみると、日本の有機農業が農地面積ベースで0.1%ぐらいなので、
無肥料栽培なんて0.001%もないんじゃないでしょうか。
少ない。
だから、割合的に見ても、同じような栽培されている方なんて、まぁなかなか巡り合えないですし、
だからちょっとした寂しさみたいなものが実はあったりします。
たとえば、農家同士で話す時、この野菜にはこの肥料分がいいとか、
どこどこで買った、何々の肥料がいいとか、
何々の農薬が効くとか、農薬はいつ蒔くのがいいとか、
結構そんな話も多いのですが、
その点は無肥料栽培にはあまり関係がない一方で、
無肥料栽培固有の捉え方みたいなものは全くテーマに上がらなかったりします。
だから結構、孤独です。笑
でも、今日、なんと!!
同じ志をもって野菜を作っている方が同じ集落にいらっしゃることを知り、
そしてお会いすることができ、めちゃくちゃ感動しました。
まっ、まさかのまさか、
こんな近くに。
その方とは、
化成肥料にしても、有機肥料にしても、肥料分が多すぎて土壌中の窒素過多が起きると、
その窒素分が、植物内で硝酸態窒素という有害物質(発がん性があると云われている)に
変わってしまうこと、
また味にしても、えぐみが出ておいしくなくなってしまうこと、
他にも微生物や元素のことなど色んな話をして頂いたのですが、
あぁ、なんか久しぶりに共感できる方にお会いできたなぁという感じでした。
その方は試行錯誤の末、今は完全な無肥料栽培とは違った形でされていますが、
でも、志は同じ。
お互いを理解できる、そんな存在が身近にあるってだけで、けっこう心強く思えたりします。
あぁ、嬉しいなぁ。
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