完全無農薬・無肥料の自然栽培を始めて1年半。
夏野菜の栽培は今年で2回目になります。
ちなみに初挑戦した昨年はこんな感じでした。
夏野菜は種類によるけど、ナスとかピーマンは3月頃から苗を育て始め、5月頃に畑に定植。
ズッキーニやキュウリなどは4月頃に種をまいて、5月頃に畑に定植という流れで、
何れにして1ヶ月~2ヶ月は苗を育てることになり、
天候に応じた水やりや温度管理などに気を使う日々になります。
その間、かなり長いこと苗と向き合う事になるけど、2年目の農家が簡単にマスターできるほど優しいはずはなく、
でも苗八作というほど苗の良し悪しは今後に大きく影響するので、やっぱりいい苗を作りたい。
去年は700戦150勝550敗と惨敗やったから、せめて今年の勝率は半分までもっていきたい。
そんな気持ちで迎えた2年目の夏、
今年の苗作りは
思ったよりも好調でした!!!!!!
といっても、ナスは寒さにやられて弱ってしまったし、
キュウリは徒長したり途中で倒れるものがでたりで、まともな苗はでけへんかったし、
他にも発芽しなかったり徒長したりと、色んな敗けはあったけど、
それでも今年の勝利は半分は越えたかな。
ピーマンはたぶん寒さに強いせいで、かなりいい苗ができたし、
ズッキーニやインゲンもわりといい苗に育ってくれました。
ただ今月前半が雨が少なくて、畑に植えてからも頻繁な水やりが必要で、
強風吹きすさぶ日もあり、今後も成長が気になるところです。
でもでも今年経験して、苗作りのコツと育苗から定植までの段取りの仕方が少し分かった、ような気がする。
といってもここはまだまだ入口で、これからも新たな発見と改善の積み重ねが続くんやろうな。
苗の調子がいいと農家の機嫌がいい。
それはそうです、だって子供のようなんやから。
大きく育ってくれるのが待ち遠しい。
そうそう、父がここ2週間ぐらい来てくれ、色々と手伝ってくれてました。
父は大阪の押し入れの中で保存して大事に食べるぐらいサツマイモが大大大好き。
わざわざサツマイモの苗を大阪から持ってきたので、みんなで植えました。
毎日賢明にジョーロで水やりする姿がどこか愛らしかった笑。
車のエンジニアだった父。
機械修理のプロフェッショナルであり、それ以外にも電気関係や各種道具の使い方など、ほんとに多岐にわたって超詳しい。
実は、父がそんなに詳しい、ということを農家になって初めて知りました。
オフィスワークだったサラリーマン時代とはまさに畑違いとなり、現実的に色んな知識が必要になった農家。
畑はもちろん、道具、機械、家の修理、山、川などなど、まさに百姓となり、
いつの間にかホームセンターで販売しているものは、だいたいその用途が理解できるぐらいになってきました。
そして、自分がそうなって初めて、父の知識の深さが分かりました。
父の話をまともに聞ける時が来た、
父の築いてきたものを息子が引き継げるかもしれない、
と思うと、ジワジワと嬉しいものが込み上げてきます。
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[…] (ちなみに、前回の様子はこんな感じでした。) […]