納屋がどんどん進む

2月3日(水)~2月6日(土)で、有技術者が来てくれて納屋の改修を進めてくれました。
人が来てくれるとワイワイして楽しいし、何倍ものスピードで作業が捗っていく。

3日~5日は納屋の構造改修と窓作り:壱弐参(ひふみ)建築設計事務所の市川純一先生が実施、
6日はロケットストーブと土壁の補修:吉澤裕紀先生が実施してくれました。

納屋の北側は、たぶん裏の石垣が壊れたことによる土砂崩れのために、納屋の柱自体が下10cmほど腐っていて、そのために建物が傾いてました。
そのため、建屋をジャッキで持ち上げ、腐った部分を切断し、新しい材と入れ替えるという試みをしました。

実は市川先生もここまで大掛かりな大工作業は始めて。ということをここに来て初めて知る。。。笑
二人でジャッキをセットしてやってみたものの、いざ建物が浮いてきたらギシギシと不気味な音はするし、土壁の土がポロポロ落ちてくるしで、さすがにびびる…笑。

いつもお世話になっている大工さんに電話したら、忙しい合間を縫って来てくれることに!!
慣れた手つきで猛烈なスピードでジャッキを上げていく。

うおぉぉー、大工さんめっちゃかっこいいし、建物の下に空間ができた!!
浮くんやぁ!!!

柱の下に新しい材をいれ、補強の木材をビスで留めて完成。

柱は全部で7本。
最初の2本は大工さんにやっていただき、後は素人集団でやってみたらなんとかできてしまった。
自分自身として前代未聞、ここまでくるともはや大工級ちゃうかと思ってしまう。

面白いなぁ。こうやって家を直していくんかと、じわじわ感動する。

そうそう、いつも困ったときに助けてくれる大工さんは、実はその業界では超凄腕の方らしく、雑誌を見た市川先生も興奮を隠せない様子。
地元ではこんな家を作られたらしい。
南伊豆の家1
南伊豆の家2
地元の古民家についてもめっちゃ詳しく、古くて柱のぶっとい家についてキラキラした目で話されるのが印象です。
素敵な大工さんすぎて、いつもついつい相談してしまうめっちゃ頼りになる方です。

市川先生は休むことなく作業をし続け、屋根に上って瓦を直してくれたり、納屋の二階に窓を付けてくれたり。
納屋の二階には小さい窓しかなかったけど、トタンを切って大きく開き、ありあわせの材で押し開き式の窓ができました。

めちゃくちゃいいじゃないですかっ。
光もいっぱい入ってくるし、景色も最高です。

そして、市川先生と入れ替わるように吉澤先生が登場。

吉澤先生は土に造詣が深く、土と他の材料を混ぜて何でも作ってしまう達人です。
左官作業はおてものの、色んな引き出しを持ってて頼りになります。

昨年12月に製作したロケットストーブ(その時の記事)が、乾燥によりヒビが入ってきたので、それの補修と、土壁の剥がれ落ちたところを補修しました。

最後に土の色見本を製作。これが楽しい!(漆喰と土の割合を変えると色味が変わる)

いつも思うけど、土ってすごいなぁ。
畑ももちろん土やし、こうした古い家も土がよく使われてるし似合う。
土から食べ物が育ち、木が育ち、家ができる。

どんどん土への興味が深まっていくなぁ。

農業研修時代の仲間の遠藤君も福島から参戦してくれて、納屋がどんどん綺麗になっていきます。

コメント

  1. […] 仕上げ塗りの配合は、2月に作ったサンプルの中から気に入った「土と漆喰1:1」の割合に藁を入れることとし、ヨッシー先生の指導と統率の下、みんなでわいわいと進めました。 […]

  2. […] 去年、出荷場の改修をした時も助けてもらいました。 […]

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