母屋の隣りにある2階建ての離れ。7年前の移住当初は、屋根に蔓がめちゃくちゃはびこっていたり、雨漏りで柱が腐って建物が大きく傾いていたりと廃墟感たっぷりでした。
当初は建築物の頑丈さという点で見極める目がなく、むしろ廃墟感が素晴らしい(笑)と思って、ワクワクしながら手直ししてきました。そして、自分の経験値が上がるにつれ、その本当のヤバさに気づくようになりました。笑
柱も梁も壁もとにかくボロいんです。
でも昔ながらの作りで柱や梁は太くて趣があるし、土壁を塗り直したり腐った柱を補強したりしながら、この建物と長く付き合ってきたから愛着もいっぱい。
農家として荷物の保管場所や、野菜の出荷作業場としても必須なんで、そのボロさを補いながら使っています。
写真↑のように2階部分の床がなくなっているので、今回床を新しく張りました。
2階の床ができたことで、屋根から土埃などが下に落ちてきて掃除が大変やったのが解消されるし、もちろん収納力も超格段アップ!
ボロさを少しでも補えるよう構造的な補強も兼ねてできたし、実は床板以外は全部古民家解体現場からもらってきた古材の再活用なので、それも嬉しい。
劣化が激しい離れやけど、少しずつ手直しして復活してきました。ボロボロすぎて心配になることもあるけど、自分たちなりの味が出てきて、なんとも言えない愛情が宿り、ここでの仕事や暮らしをより楽しくしてくれます。
自分の仕事や暮らしのために、自ら何かを作ったり直したりすることってほんとおすすめです。ぜひやってみてください。
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