注意・集落人口急増中!!

昨日は、秋冬野菜の種をいっぱい播きました。

大根、小松菜、水菜、カブ、ほうれん草などなど全部で10種類以上。

畝数は25を超え、田舎で石垣に囲まれた畑は1枚が短いとはいえ、全部で500mは播いたことになる。

頑張ったで!

しかも耕耘機の故障や播種機の不慣れのより、作業は夜の7時半頃までかかってんけど(真っ暗で車のヘッドライトを活用)、通りがかった集落の区長さんが心配で畑を見に来てくれるという、優しいおまけつきやった笑。

畑を始めたばかりの昨年は、耕作放棄地の開墾などに時間がかかって、種まきスタートしたのは9月16日。

だから昨年よりも2週間早い!幸先の良い秋冬野菜です。

 

毎日畑作業ばっかりしてるけど、実はそれ以外に空き家の調査もしてたりします。

空き家は、ここに移住してきてからずっとこまめに調査してて、今やこの集落(市之瀬)の空き家+大家さんはほぼ把握するまでに。

なんかのNPOでも組織でもなく、単なる新米農家がここまで空き家を知ってることに、周りの移住者から結構ビックリされるぐらい。

なんでそんなことしてるん?

と思うかも知らん。

単に宝物を探すように、空き家を見つけるのが楽しいというのも確かにあるねんけど、

本来の意図は、そもそも家は人が住めへんと痛む一方やし、その空き家だけじゃなくてその家が持っている田畑も含めて荒れるし、空き家の数=集落の人口減少の寂しい未来を意味してるから、どんどん空き家をなくして集落が活気づけばいいなぁと思ってます。

僕達が移住してこれたのも、先輩移住者が空き家を紹介してくれたからやし、そういった空き家情報が移住希望者にうまく伝わると、空き家は移住者の可能性となり、人口減を心配している集落の希望の光にもなるはずやと。

そんなこまめな情報調査に少しずつ芽が出始め、今年7月に引越してきたY家。

それに続き、なんと!!

H家の移住が決まりました!!

いやぁ、おめでとう。まさにおめでとう。

 

田舎の不動産屋の情報ってかなり限られてるから、都会のように不動産屋にいって好きな場所で好きな物件を借りる、という簡単なものじゃないねん。

自分達で何回も現地に足を運び、土地勘をつけたり、空き家を知ってる人を探すのだけでも結構一苦労。

さらには、空き家があったとしても、自分達の好みじゃなかったり、住めるような状態じゃなかったりするから、更に調査を続けてようやく希望の物件が見つかったとする。

そこからまださらに!

大家さんを探して交渉し、貸してくれるのか、家賃はいくらなのか、というところまで話が成功していかなアカンから、都会の引越しに比べて数々のハードルが待ち受けてる。

だから、田舎への移住は、この全てがうまくいった人にだけ与えられる、ということでもある。

し、だいたいはうまく話がいけば、希望の物件を驚くほどの価格で借りれたりもします。

(もちろん、もっと簡単に話が進む例もあります)

今回のH家はまさにこんなケースで、2週間ぐらい前にいくつかの空き家を紹介し、その中で気に入った物件と出会いました。

その空き家の大家さんに繋がる地元の方は知ってたから、その方を紹介し、大家さんの電話番号を教えてもらい、後はH家にお任せ。

さぁ、どうなるやろうか、と奈々と二人で気にはしてたけど、まぁそんな簡単にことは進まんやろうと思ってた。

やのに、1週間ぐらい前にH家が我が家を訪れ、開口一番、あの家に決まりました、と。

ビックリさせるつもりで、電話ではなく家に来て言いたかったと。

おかげでめちゃくちゃビックリしたわ!!!

 

話を聞いてみると、あれからすぐに大家さんに電話して家を訪れ、1時間半ぐらい話したとのこと。

最初は大家さんも貸すつもりがなくて雲行きが怪しかったらしいけど、話しているうちに印象が変わって貸してくれることになり、しかも驚きの価格でいいとのこと!

早速いつもめっちゃお世話になっている地元の大工さんにきて頂き、家の状態をくまなくチェックしてもらったけど、家の構造自体はしっかりしてて問題ないとお墨付き。

ただ、屋根はいつかは改修が必要で、自分でもできなくはないし、その方法も教えてくれるとのこと!!

うおぁー、大工さんいつもありがとう!!!

 

家は自分の家から反対側に見える、小高い場所にあって景色が最高にいいところ。

母屋の隣には離れも付いてて、そっちは今にも住めそうなぐらい綺麗。

そして母屋自体は、歴史を感じる重厚な作りで、屋根裏も立派で羨ましい。

日当たりがそんなに良くないのが難点やけど、少し奥まったところになるから、逆にそれは使いようやなぁと思う。

 

いやいや、ほんとにおめでとう。

これからがまた大変やけど、そこは今は置いといて、とにかくおめでとう。

昔の人が時間をかけて作ってくれた家を引き継ぎ、直し、次の世代がそこで暮らしいていくというのは、小さなことがも知らんけど、俺は素晴らしいことやと思う。

集落の人にもあの空き家に越してくることが決まった、と伝えたら、みんな喜んでくれたで。

コメント

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