研修先の若葉農園について(野菜編)

今日で研修3ヶ月と14日目。
炎天下の中でもっぱら夏秋野菜とすごす毎日です。

なす、おくら、きゅうり、枝豆、ピーマン、ししとう、鷹のつめ、ミニトマト、クッキングトマト、バジル、モロヘイヤ、イタリアンパセリ、マクワウリ、パパイヤメロン、すいか、かぼちゃ、さつまいも、赤しそ、青しそ、にら、冬瓜、それと稲。

その他、種用とか苗用とかの野菜も畑にいます。
レタス、ねぎ、春菊、にんじん、大根、たまねぎ…

もう覚えきられへんぐらい。

研修先は、徳島県石井町にある(有)若葉農園。
若葉農園のあんまりいけてないwebサイトには詳しい紹介がのってないし、3ヶ月たって色々と見えてきたこともあるので、ここでシリーズ化して紹介しようと思います。

まず野菜について。
栽培面積は米2ha、野菜3haぐらいで、年間40品目ぐらいやったかな。
毎月1000世帯ほどの家庭に野菜BOXを送ってる他に、レストランや流通会社にも野菜を卸しています。


さつまいも。雑草たちもすごい。

 


オクラ。12畝あるから収穫量ハンパない。

 


かぼちゃ。敷き草に包まれて気持ちよさげ。

 


すいか。

 


右から、ズッキーニ、マクワウリ、なす。
これはちょっと前の写真で、現時点でズッキーニは終わってます。
10畝あるなすの収穫量もはんぱないっす。
収穫作業だけで、二人でだいたい1時間~1時間半かかるで(ちなみに収穫は2日に一度)…

 


たまねぎの種。めずらしいそう。

 


にんじんの種。左の熟したのが収穫時期。

 


大根の種。ここまでにするのにも時間がかなりかかるけど、更にごみや石などを除く作業を続けます…

 

○無肥料
正直なところ、研修当初は、無肥料でほんまに野菜が育つのか、という疑いの目を持ってたけど、今ではこれが当たり前のようになってきました。
吉野川が育む土壌に恵まれているというメリットはあるにしても、これほどまでに立派な野菜たちが沢山実る現場ですごしてると、肥料がなくても、自家採種や良質な土、適切な管理をしっかりしていれば十分育つ、という成功体験をまざまざと経験させてもらっています。

○自家採種
ここではほぼ100%に近いレベルで自家採種しています。
採種するたびにその命を次世代に繋いでいることに感動!
そうやんな、人やって動物やってみんな命を繋いで今に至ってるもんな、野菜だって同じがいいやんか、と繰り返し実感する。
ただ、これほどまでに手間と時間がかかることには驚く。
野菜によっては何回も何回も繰り返し天日干しすることで種の水分量を落とす必要があり、それだけでも手間と時間はかなりのものです。
この自家採種(1つ2つやったら楽なのですがほぼ100%というレベルで)のめんどくささ…についてはなかなか説明しづらいけど、それでも20年近く前から徹底的に自家採種にこだわっている社長の想いは、ものすごく熱くて面白いです。

そして、他に気に入ってるのが、残渣や残った野菜の捨て場所。

虫は少なく、異臭もなく、不快感がほどんどなし。
無肥料だと腐らずに捨てた野菜たちは枯れていくのでした。
野菜の見た目は同じでも中身は違うんかな。
その辺はまだ良く分かりませんけどね。

そうそう、昨日、有機農業の有識者(明峰哲夫さん他)の方々が畑に見学に来られました。

秀明自然農法では更なる発展を目指すために、農業会の様々な方々をお招きして多面的な方向から分析を進めており、昨日はその一環でした。
畑でお会いしたときにチラッと皆さんのお話を聞いたのですが、こんな先人の方たちでさえも、立派な野菜がこんなにたくさん育っていることは理解できないと仰っていました…理論では説明できない、摩訶不思議だそう……笑

今でも、そして、これから先も人間がどれほど分析を進めたとしても、たぶん、人間には分からない世界って必ずいっぱいあって、そんな世界があることを昨日改めて感じて、何か安心した気がしました。

次回は、若葉農園のスタッフや研修内容について触れる予定です。
お楽しみに!

コメント

  1. […] さて、すっかり続編を忘れてしまってた研修先の紹介…笑。 野菜編>、会社編を書いたけど、肝心の研修内容については全く触れずに終わるところやった汗。 […]

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