今年は順調にきれいな葉物が育ってくれてます!嬉しい。
毎年秋の葉物は虫にやらたり、やられなかったりを繰り返してきてて、それはなんでやろう、どうすればいいんやろうと考え続けてきました。
その年の気温や畑によって虫の出方に違いがあることは分かったんですが、だからといって毎年微妙に変わる気温や、一枚一枚性格の違う畑に対して具体的なやり方まで決めきれていませんでした。
できれば、防虫ネットなどの被覆をしないほうが栽培の手間がかからない、管理しやすいというのがあって、なんとか被覆なしでやりたいという考えがあったからなんです。
でもそれは諦めました。地域性というのもあって、南伊豆は超里山で草だらけ。農作放棄地も多くて、時期になると蝶や蛾がたくさん飛んでます。
なので、今年は防虫ネットを全部にしっかり張ってみたらそれが大成功!張り方にもコツがあってやっぱり手間がかかるんやけど、出荷作業のことまでを考えると、栽培時の手間はかけたほうがいいんやとわかりました。
さぁこれから葉物の季節、野菜セットにどんどん葉物入れていきますので、どうぞお楽しみに!!
↑昨日の晩は、カブ、カブの葉、赤辛し水菜、ツナのサラダでした。味付けは塩のみ。やけどめちゃくちゃ美味しかったです。おいしい野菜はシンプルが1番です。
自家用のいちじくも採れてます。3年ぐらい前に植えて、昨年から少しずつ採れてます。
完熟したいちじくって、とろけるようにめちゃくちゃ甘くて超絶美味。やけど柔らかすぎるので発送には向かないんです。お客さんに送ってあげたいけど残念です。
それにしても田舎暮らしって「体」と「道具」の使い方、と言ってもいいぐらい、その2つが大事です。
野菜づくり、梅干しや味噌などの加工品づくり、木の伐採、薪作り、海遊び、草刈り、外の火起こし、家の改修、畑の再生などなど、自分が携わっている田舎暮らしは必ず体と専用の道具を使います。
季節の移り変わりやその時の環境によっても違いがあったりするので、それ相応に体や道具の使い方を変えたりしないといけないし、誤った道具の使い方は体や道具を壊してしまうし、季節や天候の読み間違いは失敗の原因になります。
最初に移住してきて何年かは、とにかく色んなことをやってみて、その目新しさに感動してました。これが田舎暮らしかあ、俺はやってるぞー、みたいな興奮があったんですが、7年経って色んなことを一通り経験し、ある程度できるようになってきた今は、当初のような興奮はなくなりつつあります。
じゃあ、田舎暮らし飽きてきた?って思うかもしれないんですが、それがまた違うんですよね。
それぞれにもっと深みを感じるようになって、より自分たちの体や暮らしに馴染み始めています。それは当初感じた一時の興奮的なものとは違い、日々絶え間なく感じる滋味な喜びみたいなものなんです。
田舎暮らしはノンビリして、のどかで、お気楽でっていうイメージがあると思うんですが、僕たちは体と道具を使って毎日忙しいし、毎日何かをクリエイトし、変化してます。その中に自分だけの地味な喜びを感じているので、僕にとっての楽しみ方はノンビリとは全然違うんです。
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