南伊豆に移住してきて、鶏を飼い始めたのが二年ぐらい前かな。
静岡県の島田市にある「とりっこ倶楽部ホシノ」さんで生後二日のヒヨコを7匹買ってきたのが始まりです。
白の烏骨鶏のオス1匹、メス2匹、
色がカラフルなアローカナのメス4匹の
計7匹でした。
車でヒヨコを迎えにいって、夜遅くに家について、その日は他の用事もあったからかなりバテバテでした。
とりいそぎヒヨコを安全かつ保温(35℃ぐらい)するために、ヒヨコ電球をいれた衣装箱に入れて、
二人してふ~と息をついた瞬間!
猫のポンが衣装箱の蓋をどけて、1匹のヒヨコを口に咥えてたんです!
やばっ!!!
って思って急いでポンの口を開けてヒヨコをはずしたけど、ヒヨコからは内蔵がでてしまっていて、一目みて厳しい状態でした。
動物病院は夜遅かったせいかその日電話が繋がらず、どうしようもなく、次の日亡くなってしまいました。泣
今でもその事を思い出すぐらいその時は2人してかなりショックで、自分としても珍しくすごい泣いたし、でも本能的に動いた猫ポンが悪いわけでもないし、自分達の管理が悪かったとしても始めてのヒヨコのことで限界があったなぁと思うし。
そして、その時自分はどうしたらいいか分からずテンパってたのに、
奈々は内蔵が出てる血みどろのヒヨコを手のひらに乗せて暖め始め、長いこと生きのびる手助けをしてて、
それが女性やからなのか、奈々やからなのかは分からんけど、そこに感動したのも覚えてる。
ま、重たい話はここまでで、それから残った6匹はすくすく大きくなってくれて、今では庭を自由気ままに散策してます。
そして、オスが1匹いてくれたおかげで、子供(ヒヨコ)2匹が生まれて、今はもう大きくなって卵を産んでくれてます。
鶏って草も食べてくれるし、でも大好物はミミズやムカデとかの虫で、一日中何かを見つけては食べてます。
かと思えば暑さが嫌いみたいで、みんなで日陰に集まったり、車や人が来たら急いで走ったり、時には飛んだり、木の上にいたり、庭いじりしてたら虫を探しに邪魔しにきたり、
何やかんやで田舎のフィールドで活躍してくれて、賑やかで楽しいです。
ちなみに卵はめちゃめちゃうまいです。
それと、食べ始めてからずいぶん経ってきたから慣れてはきたけど、今でもとりちゃんの卵を食べるときは慎重になるし、感謝の念も沸いてきます。
そんな暮らしの暖かさを頂いてます。
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